ステフィン・カリー

指揮官も絶賛「一生をかけてトレーニングを重ねてきたから力を発揮できる」

現地4月14日のサンダー戦でウォリアーズのステフィン・カリーは、第3クォーターだけで3ポイントシュート6本を含むフィールドゴール8本中8本成功、フリースローも3本中3本成功のノーミスで25得点を記録し、試合を通して3ポイントシュート16本中11本成功を含む42得点を挙げた。カリーの活躍により、チームは147-109で勝利している。

カリーと言えば、11日のナゲッツ戦で18本中10本の3ポイントシュート成功を含む53得点を記録して、ウィルト・チェンバレンがウォリアーズ在籍時に記録した1万7783得点を上回る通算1万7818得点に到達し、球団歴代最多得点記録を更新したばかり。

カリーが2試合連続で10本以上の3ポイントシュートを決めたのはキャリア2回目で、NBAの歴史上でこの記録を持つ選手はカリーの他にネッツのジェームズ・ハーデンしかいない。また、カリーが1試合で3ポイントシュートを10本以上決めたのは、これでキャリア19回目だ。カリーの19回に次ぐのがチームメートのクレイ・トンプソンの5回で、その次はハーデンとトレイルブレイザーズのデイミアン・リラードの3回と、カリーが群を抜いていることが分かる。

また、カリーはこれで8試合連続で30得点以上を記録し、直近7試合では平均39.5得点、7.0リバウンド、3.8アシスト、3ポイントシュート成功率46.2%を記録。今シーズンの平均得点は30.4となり、これはキャリアハイの数字だ。

カリーはこのパフォーマンスに手応えを得つつも、「シーズンごとに波はあるものだよ」と冷静にとらえている。それでも「30得点超えの連続記録は最長だし、感覚も良い。体力、リズム、シューティング、ゲームを見ても、間違いなく今は最高な状態だから、できる限り長く続けていきたい」と語った。

ウォリアーズ指揮官のスティーブ・カーも「彼のショットメーキングには今も畏敬の念を抱いている」とカリーを称えている。「彼の自信とスキルレベルは目を見張るものがある。身体だけでなく、精神面においても一生をかけてトレーニングを重ねてきたからこそ、彼は自分の力を最大限に発揮できる」