ジョージは今シーズンのサンズ戦でトータル72得点
現在、西カンファレンス3位のクリッパーズは現地8日に2位のサンズと対戦。ポール・ジョージがチームハイの33得点、カワイ・レナードが27得点を記録し113-103で勝利した。 前回のサンズ戦でも39得点の大活躍だったジョージは、試合後のインタビューで「アグレッシブにプレーすることを心がけた」とコメントした。
昨シーズンのプレーオフはカンファレンスセミファイナルで敗退したクリッパーズにとって、今シーズンはポストシーズンで勝たなければ何の意味もない。解説のチャールズ・バークリーから「クリッパーズにとっては、プレーオフで勝てなければ成功を収めたとは言えない。レギュラーシーズンでの目標は?」と聞かれたジョージは「大事なのは、万全な状態でプレーオフを迎えること」と答えた。
「今シーズンも厳しい戦いが続いていて、選手もケガと復帰が続いているような状態。ただ、(ラジョン)ロンド、カズ(デマーカス・カズンズ )が加わって、選手層も厚くなった。ようやくチームのアイデンティティができ上がってきている感じがする」
ジョージが「リーダー」と称賛するロンドは、ベンチからシーズンハイの15得点9アシストを記録。シーズン序盤はプレーメークも担っていたジョージは、ロンド、パトリック・べバリー、レジー・ジャクソンというガード陣のおかげでスコアリングに集中できていると話す。
「シーズン序盤はポイントガードの役割を楽しめていたけど、体力を消耗してしまうんだ。すぐに戻ってディフェンスしないといけないし、コンスタントにピック&ロールもやらないといけない。今はオフェンスだけに集中して、アグレッシブにやれている」
「ウチにはロンド、パット、レジーがいて、彼らはプレーを決められる上に、ハンドリングも託せる。だから、タイ・ルー(ヘッドコーチのタロン・ルー)は僕が点を決められるスポットでプレーさせてくれる。得点にだけ体力を使えるのは大きい。繰り返しになるけど、ロンド、パット、レジーの存在は大きいんだ」
この日の勝利により、クリッパーズは2位サンズと2.0ゲーム差に迫り、首位ジャズとも4.5ゲーム差で、カンファレンス首位を狙える位置につけている。ジョージとレナードが本来の役割に集中できる環境が整った今、万全な状態で来月のプレーオフを迎えられれば、優勝候補としての力を発揮できそうだ。