感染者が出たチームの対戦相手からも陽性反応が出る『悪循環』に
Bリーグが新型コロナウイルス感染で揺れている。B2では新型コロナウイルス感染が原因で、先週末に山形ワイヴァンズvs愛媛オレンジバイキングスの2試合が、また茨城ロボッツvs熊本ヴォルターズの第2戦が中止となり、24日の水曜ゲームは8試合のうち3試合が中止となった。そして今節では、中止となる試合がさらに増えている。
山形では3月17日(水)に発熱した選手1名にPCR検査で陽性反応が出て、これにより19日(金)の時点で今週末までの5試合の開催中止を決定。その後の検査で選手7名とチームスタッフ1名が陽性判定に。また25日にもチームスタッフに陽性判定が出ている。
茨城では20日(土)に選手1名が発熱。当該選手はこの日に行われた熊本との第1戦にはチームに帯同せず、翌日の抗原検査で陽性反応が出た。当該選手は前日までチーム練習に参加していたため、球団は保健所の調査を待たずにチーム内に濃厚接触者がいると判断し、21日(日)の熊本との第2戦を中止としている。その後、新たに選手1名とスタッフ1名に陽性反応が出て、選手11名およびチームスタッフ4名が濃厚接触者判断をされたことから、4月4日(日)までの5試合の開催中止を決定した。
越谷アルファーズでは23日(火)に発熱のあった選手1名がPCR検査で陽性反応となったことを受けて、選手12名とチームスタッフ6名が濃厚接触者と判断された。この時点で越谷は4月4日(日)までに開催を予定していた4試合の中止を決定している。この時点で複数の選手が発熱しており、その後の検査で陽性反応が出たのは選手5名、スタッフ1名まで増えている。
その越谷と先週末に対戦した群馬クレインサンダーズでは、越谷の選手に陽性判定が出たことを受けて試合にエントリーしていた選手のPCR検査を実施。この結果、選手1名に陽性反応が出た。これに伴い、選手12名が濃厚接触者と判断され、4月4日(日)までの試合の中止を決定した。
また今朝になってライジングゼファー福岡vs佐賀バルーナーズの中止も発表されている。佐賀では26日(金)に行ったPCR検査で3名が陽性判定を受けた。これに伴い佐賀の選手全員が濃厚接触者と判断され、試合エントリー要件を充足できず、今週末の福岡との試合は両日ともに中止に。濃厚接触者には健康観察が課されるため、佐賀では今後さらに多くの試合が中止となるものと思われる。
今日のB2は8試合が予定されていたが、今朝の時点で5試合の開催中止が決定している。
3月27日(土)開催予定のゲーム
愛媛vs香川
西宮vs熊本
奈良vsFE名古屋
3月27日(土)開催中止となったゲーム
越谷vs仙台
福岡vs佐賀
福島vs茨城
山形vs青森
群馬vs東京Z