「レブロンがこのチームをどれだけ大切に思っているかが伝わった」
2月中旬からアキレス腱の負傷により欠場が続くアンソニー・デイビスに加え、現地3月20日のホークス戦で右足首を捻挫したレブロン・ジェームズも欠場したレイカーズは、21日のサンズ戦に94-111で敗れた。
レブロンが11分の出場に留まったホークス戦に続き、ダブルエース不在のレイカーズはこれで2連敗となっている。サンズ戦では一度もリードすることなく敗れており、司令塔のデニス・シュルーダーは「2人がいた時とは、全く違うバスケットをしなければいけない」と試合後に振り返った。
「僕の考えだけど、僕たちはもっとボールを動かさないといけないし、もっとペースを上げてプレーしないといけない。ディフェンスも今までよりも攻めの姿勢を出す必要がある。そしてコートに出てくる全員が自信を持ってシュートを打って、ディフェンス面でもゲームに影響を与えていかないといけない」
レブロン&デイビスを欠き正念場に立たされているものの、シュルーダーはネガティブにはならず、「チームにとっては良い機会になると思う。彼らがいなくても、リーグやチームに対して、僕たちがプレーできることを証明できるからね」と語った。
そして、足首のMRIとX線検査を受けた数時間後にはチームとともに飛行機に乗り、アウェー戦に帯同したレブロンについて、シュルーダーはこう語った。「レブロンがこのチームをどれだけ大切に思っているかが伝わったよ。ケガをしたらロードトリップには来ない選手を僕は今まで見てきたけど、彼は来てくれた。たとえケガをしていても、彼がベンチにいてくれるのはウチにとって大きな意味があるよ」
ダブルエースの欠場はレイカーズにとって苦難ではあるが、他のメンバーがステップアップする機会でもある。シュルーダーが言うように、この機会をプラスに変えることができるか、レイカーズの挑戦に注目だ。