ニックス

「ステップ・バイ・ステップが重要であって、近道をすることは重要ではない」

今シーズンのサプライズチームの一つとなっているのが、現在21勝21敗で東カンファレンス6位につけているニックスだ。

7年連続でプレーオフ進出を逃しているニックスは、今シーズンから新たにトム・シボドーをヘッドコーチに招聘してチーム再建へと舵を切った。しかし、指揮官にシボドーを迎えたとはいえ、ニックスの再建には時間がかかり、シーズン開幕前の時点では今シーズンも下位に低迷する可能性が高いとまで言われていた。ところが、キャリア初のオールスターに選ばれたジュリアス・ランドルや若手の成長、そして開幕後にピストンズから獲得したベテランのデリック・ローズが加わったことでチームケミストリーが強化され、プレーオフ進出圏内を維持している。

そんな中で、現地3月25日のトレードデッドラインまでにニックスが再び補強に動くのではないかと噂されている。実際、カイル・ラウリー、ビクター・オラディポ、ロンゾ・ボールなどの名前が獲得候補に浮上している。しかし、指揮官のシボドーはトレードでの補強を行わないと語った。

シボドーは「ステップ・バイ・ステップが重要であって、近道をすることは重要ではない」とコメント。「今シーズンの目標はチームの土台を築くことと、良いカルチャーを作ることだ。それらがチームを導いてくれる。ウチの選手たちはしっかり答えを出してくれている。このリーグでの優先順位は、まず選手育成。それからドラフト、フリーエージェント選手の獲得、そしてトレードだ」

戦績が示しているように、シボドーの着任後のニックスは変化している。これまで課題だったディフェンスでの改善も見られ、現時点での100ポゼッションあたりの平均失点はリーグ4位(108.6)という結果も出ている。

「ニックスにとってベストな決断を下す」と語ったシボドー、そして球団が補強を実行するのかどうか、トレードデッドラインまでの動きに注目したい。