合田に続き橋本も戦線離脱、日本体育大在学中の遠藤と契約
大阪エヴェッサは今日、日本体育大4年の遠藤善とのアマチュア契約を結んだことを発表した。
遠藤は帝京長岡から日体大に進んだ、182cm75kgのシューティングガード。阿部達也GMは獲得に際し、次のようなコメントで遠藤を紹介している。「強靭なフィジカルを持ち、外国籍選手との激しい当たりにも対応できる選手です。さらに走力もあり、大阪エヴェッサの走るバスケにも順応できます。公式戦での出場にはディフェンスの強度が必要ですが、遠藤選手は相手選手に対してプレッシャーをかけ、スピードにも対応できる脚力があります。また、オフェンス面では3Pシュートを確実に決めきるシュート力を持ち合わせています」
大阪は25勝17敗で西地区3位タイ。このままの成績をキープすればBリーグ5シーズン目にして初のチャンピオンシップ進出が実現するものの、キャプテンの合田怜が肩の手術で1月末に戦線離脱。さらには日本人エースとして攻守に突出したパフォーマンスを見せていた橋本拓哉が3月最初の試合でアキレス腱断裂の大ケガを負い、2人とも今シーズンはもうプレーできなくなった。
2番ポジションのできる主力選手が2人抜けたことでチームは苦しい状況に陥っている。大事な終盤戦に途中加入の選手がどれだけフィットできるか疑念はあるものの、今の大阪では特別指定で加わった高島紳司が思い切りの良いプレーで大活躍し、橋本の穴を埋めている。
遠藤が高島に続く存在になれば、大阪のチャンピオンシップ進出の可能性も高まる。「持ち味である3ポイントシュートやドライブでチームの勝利に貢献できるように頑張ります」と抱負を語る遠藤には、思い切ってチャレンジしてもらいたい。