「シュートは決まらなかったけど、勝つ方法を見出せた」
ホームでピストンズと対戦したネッツは、オフェンスで苦しんだものの守備でピストンズを封じ、100-95で勝利した。
今シーズン1試合平均15.2本の3ポイントシュートを成功させているネッツだが、この日はフィジカル色の強いピストンズのディフェンスに対応しきれず、27本中6本しか決められなかった。ネッツは第3クォーターにランドリー・シャメットが11得点の活躍でオフェンスを牽引し、78-66で第4クォーターを迎えたものの、集中力を保ち続けたピストンズの守備の前にシュートミスが続き、終盤はワンポゼッションを争う拮抗した戦いが続いた。
残り1分47秒にはメイソン・プラムリーのフリースローで92-92の同点に追いつかれたが、ジェームズ・ハーデンが勝負どころで違いを見せ、ドライブからのレイアップとフローターを続けて成功させてチームにリードをもたらした。その後も、ハーデンが残り13.4秒に2本のフリースローを落ち着いて成功させて、ネッツが接戦をモノにしている。
24得点10リバウンド10アシストのトリプル・ダブルで勝利の立役者となったハーデンは「ウチは全員が機能するようなプレーもできるし、汚れ仕事だってできる」と試合後の会見で語った。「相手を95点に抑えられたのだから、良いディフェンスができた。シュートは決まらなかったけど、勝つ方法を見出せた。これはポストシーズンに向けて良い兆候だ。プレーオフではすべてが上手くいくとは限らないからね」