ケガに悩むモー・ウィリアムズ、贅沢税超過のクラブ事情で解雇危機に

2016/08/29
NBA&海外
141

写真=Getty Images

キャバリアーズは贅沢税のペナルティ軽減を目論む

キャバリアーズのモー・ウィリアムズは、昨シーズンにも苦しめられたヒザの故障が完治しないことが原因で現役引退を検討している。

NBAキャリア13年、現在33歳のウィリアムズは、キャブスと2016-17シーズン終了までの契約を残しているが、この段階でコートを去る決断を下すかもしれない。

本人の悩みとはまた別の思惑があるのがキャブスだ。NBAと選手協会との間で締結された労使協定上、8月31日までに選手を解雇した場合、チームは、解雇した選手に保証された年俸を、契約残年数×2+1シーズンに分割して支払うことができる、というルールが存在する。

新シーズンのキャブスの年俸総額は1億1500万ドル(約115億円)になると推測される。9414.3万ドル(約96.5億円)に設定されたサラリーキャップを超過しているため、高額のラグジュアリータックス(贅沢税)を支払わなければならない。

もしウィリアムズを31日までに解雇できれば、残る1年の彼の年俸を3年分割で支払えるため、支払わなければならない贅沢税の減額に繋がるというわけだ。

昨シーズンのNBA優勝はもちろん、まだ中堅選手だった2008年から2011年の在籍時にもキャブスで活躍した功労者への扱いとしては非情と受け取られかねないが、球団側からすれば、背に腹は替えられない。期限までは、あと3日だ。

レブロン・ジェームズとは長く一緒にプレーしてきた仲。キャブスが「非情な決断」を下した場合には波紋を呼びそうだ。