カーメロ・アンソニー

写真=Getty Images

契約バイアウトでロケッツ移籍が濃厚

7月25日、サンダー、ホークス、セブンティシクサーズ間でトレードが成立し、カーメロ・アンソニーはホークスにトレードされた。

このトレードは、サンダーがカーメロの高額年俸をサラリーキャップから除外するためのもので、ホークスはその見返りとして2022年のドラフト1巡目指名権もサンダーから獲得している。再建期を迎えたホークスに、アンソニーの居場所がないのは明白だ。よって、両者は契約バイアウトに向けて話し合いを進めていると見られている。

無事にバイアウトが成立し、フリーエージェントになった暁には、カーメロは以前から移籍を希望していたと言われるロケッツと契約することが濃厚だ。しかし、その前に、カーメロはホークスの選手だったという『痕跡』を残そうとしている。

7月27日、ラスベガスで開催されたアメリカ代表ミニキャンプに顔を出したアンソニーは、ベテランNBAライターのクリス・シェルダンに、自分の名前が入ったホークスのジャージーを手に入れようとしていると語ったという。

バイアウトの話し合いを始めている以上、アンソニーがホークスのジャージーを着てコートに立つ可能性は、限りなくゼロに近い。そういう事情もあってか、彼は『記念品』としてホークスのジャージーを欲しがっているのかもしれない。

もしアンソニーの背番号7が入ったホークスジャージーが世の中に出回れば、アメリカのプロスポーツ史上に残る『珍アイテム』と化す。アンソニーファンだけでなく、コレクター垂涎のレアアイテムになることだけは間違いない。