ワールドカップ予選からNBAプレシーズンへ、躍進を続ける渡邊雄太の『熱い夏』

2018/07/27
NBA&海外
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渡邊雄太

写真=Getty Images

日本代表とグリズリーズ、息つく暇もない日々に

グリズリーズがNBAの新シーズン開幕に先駆けて行うプレシーズンの日程を発表した。ここには、グリズリーズと2ウェイ契約を結んだ渡邊雄太も参加することになりそうだ。

初戦は現地10月2日、アウェーのロケッツ戦。5日にホークスと、6日にペイサーズとのホーム連戦があり、10日にアウェーでマジック戦、12日にホームに戻ってロケッツ戦と、合計5試合が予定されている。

サマーリーグ終了後、渡邊は帰国して短いオフを満喫したが、忙しい日々はすぐに戻ってくる。8月中旬からのアジア競技大会に参加できるのであれば日本代表の強化合宿があり、9月になればワールドカップアジア2次予選がある。9月13日にアウェーでのカザフスタン戦、17日にホームでのイラン戦が待ち構えている。一連の代表活動に参加できるかどうかはグリズリーズ首脳陣の了承が必要だが、渡邊自身は日本代表での参加を熱望している様子。八村塁とニック・ファジーカスが加わったWindow3ではアジア最強のオーストラリア撃破を含む連勝。ここに渡邊が加わればチーム力はさらにアップする。2次予選最初の2試合で渡邊と八村の揃い踏みが実現し、連勝して順位を一気に上げることが、日本代表にとっては最善のシナリオとなる。

とはいえ、NBAでのプレーを目指す渡邊にとってはその後が正念場。グリズリーズのトレーニングキャンプに合流すると、日々がアピールの場となる。グリズリーズ保有の『NBA選手』となった渡邊だが、2ウェイ契約はNBAデビューに直結するものではなく、信頼を勝ち取ることができなければGリーグでプレーすることになる。

レギュラーシーズン開幕後のコールアップ(トップチームに招集されること)、あるいは開幕ロスター入りを狙う意味でも、トレーニングキャンプで首脳陣の評価を勝ち取り、プレシーズンの試合で周囲を納得させる必要がある。

渡邊雄太の躍進は目を見張るものがあるが、それでもまだ道のりは険しい。チャレンジの夏はまだ続く。