カーメロ・アンソニー

話題のセレブレーションポーズについては「彼だってやっていいさ(笑)」

トレイルブレイザーズは現地3月1日にホーネッツと対戦し、123-111で勝利した。

この試合では『メロ』のニックネームを持つ、ホーネッツのルーキー、ラメロ・ボールとブレイザーズのベテラン、カーメロ・アンソニーが活躍。ラメロは3ポイントシュート5本成功を含むゲームハイの30得点と6リバウンド8アシストを記録し、カーメロもベンチからの出場で3ポイントシュート6本成功を含む29得点を挙げたが、この両者の対戦は試合前から注目が集まっていた。

というのも、現地2月26日のウォリアーズ戦で、ラメロが3ポイントシュートを決めた際にカーメロのセレブレーションポーズを行い、それを見た元NBAプレーヤーで現在はコメンテーターを務めるケレンナ・アズバイクが「あのポーズはカーメロのものだ。2人も『メロ』だけど、ラメロはオリジナルのポーズを考えるべきだ」とコメントしたことが発端だ。また、一部のカーメロファンの間では、新人のラメロが彼と同じ『メロ』と呼ばれることを快く思っていない者もいる。

ラメロがアズバイクのコメントに対して「あのポーズは子供の頃からやっていた」と反論したこともあり話題となっていた。それでも、この日はカーメロが試合前からラメロに声を掛けに行き、試合後にはジャージーを交換して写真撮影をする姿が見られた。

カーメロは試合後の会見で「僕は次の世代の選手たちを受け入れたい。近い将来、彼らはこのリーグの顔となる選手だからね。今日はラメロと対戦できて楽しかったよ」と語った。「ラメロのことは高校生の時から知っていたし、プレーも見ていた。今日は彼のプレーを間近で見ることができて、どんな人間なのかを知ることもできた。ジャージーを彼と交換したのは、僕にとって当然のことだよ」

また、ラメロはこの試合でも3ポイントシュートを決めた際に、あのポーズを行った。そのことについて記者から問われると、カーメロは「彼だってやっていいさ。僕は受け入れているよ(笑)。僕は彼の幸運を願っているし、きっとあのポーズがそれを運んでくれるはずさ。これからもあのポーズをやっていいと彼に伝えといてよ」と笑顔で答えた。一方のラメロも「あれは愛と尊敬を込めたものだよ」と語っている。