ネッツには痛手も「他の選手がステップアップする機会」
新型コロナウイルスの健康安全プロトコルにより2月上旬の2試合を欠場し、復帰戦で左足のハムストリングを痛めて2月には3試合しか出場できていないケビン・デュラントの離脱は、もう少し長引きそうだ。近々復帰の予定だったが、NBAオールスター以降になることをネッツの指揮官、スティーブ・ナッシュが明かした。
「彼が戻った時には本来のレベルでプレーできるよう、慎重に判断したい」とナッシュは語るとともに、「ランボルギーニがガレージにあれば走らせたくもなるから、少々ガッカリしているよ」と気持ちを表現した。
それでもネッツはデュラント抜きの2月の9試合で7勝を挙げており、その中にはレイカーズ、クリッパーズといった強豪も含まれる。チームはここまで22勝12敗で東カンファレンス2位、カイリー・アービングとジェームズ・ハーデンとの『ビッグ3』が機能することもすでに証明済みで、デュラントがここで無理をする必要はない。
ディアンドレ・ジョーダンは「コンディションは僕らが第一に気を配らなきゃいけないことだ。彼が不在の間は他の選手がプレータイムをもらい、ステップアップする機会になる。彼がいない時こそ、僕らはもっと良いチームにならなきゃいけない。彼が戻るまで僕たちがこの砦を守るんだ」と語る。
デュラントはNBAオールスターのスターターに選ばれており、『チーム・デュラント』を組んで『チーム・レブロン』と戦うはずだったが、オールスターも欠場することになる。デュラントの代わりにはペイサーズのドマンタス・サボニスが出場することになり、スターターにはセルティックスのジェイソン・テイタムが繰り上がる。