ジョエル・エンビード

2月15日のジャズ戦ではベン・シモンズもキャリアハイを更新したばかり

エースのジョエル・エンビードがキャリアハイの50得点を挙げたセブンティシクサーズが、現地2月19日のブルズ戦を112-105で勝利した。

シクサーズはエンビードが50得点17リバンド5アシスト2スティール4ブロック、トバイアス・ハリスも22得点12リバウンド7アシストを記録したが、他のメンバーはダニー・グリーンの12得点が最高であとは1桁に留まった。

一方のブルズはザック・ラビーンの30得点とウェンデル・カーターJr.の15得点を含む、計6選手が2桁得点を記録するバランスの良いオフェンスを展開。それにより、シクサーズはブルズを完全には突き離すことができず、1、2ポゼッションリードの時間帯が続いた。

さらに、最終クォーターの中盤になるとラビーンにドライブやダンク、ミドルシュートを許し、残り1分半で105-103と2点差まで詰められる。しかし、これまでに45得点を挙げていたエンビードがフリースローを2本沈めると、残り41秒には左コーナーからステップバックシュートをねじ込んだ。このシュートが決定打となり、シクサーズが接戦を制した。

エンビードは試合後の会見で、「僕たちはやるべきことをやった。自分が理想とする選手でいるためには、仕事を成し遂げなければいけないし、それが僕の役割だ。仕事を全うするからこそ、球団は僕にお金を払ってくれる」と語った。

昨シーズンのホークス戦(2020年2月24日)で挙げた49得点を超え、キャリアハイを更新したエンビードは「これはチームとして成し遂げたこと」と言う。「今日、キャリアハイを更新できたけど、それは僕一人の努力で成し遂げたことではない。僕たちはみんなでボールを共有しているからね。それに、今日はここ最近の中でも良いディフェンスができたと思う。ディフェンスからオフェンスに流れを繋げることができたし、今日のゲームには満足しているよ」

22得点を挙げたハリスも「いつかジョエル・エンビードと一緒にプレーしたことを子供たちに自慢するよ」と言うと、こう続けた。「僕が今までプレーした中で最高の選手は誰か? と聞かれたら、ジョエル・エンビードと答える。彼と一緒にプレーすることができて光栄だよ」

ベン・シモンズは体調不良のため2試合続けて欠場となっているが、現地2月15日のジャズ戦でキャリアハイの42得点を挙げたばかり。チームのダブルエースがキャリアハイを更新する活躍を見せるシクサーズは、現在20勝10敗で東カンファレンス1位にいる。指揮官のドック・リバースも「私たちのチームが今このポジションにいることが本当にうれしい。このままこの位置をキープするよ」と語った。