2019-20シーズンからは広島の育成年代の総括者に
広島ドラゴンフライズは今日、新ヘッドコーチに尺野将太が就任したことを発表した。
Bリーグ5年目にしてB1初挑戦となった今シーズンだが、ここまで5勝32敗とB1の20チームで最下位に。また、11月下旬から1月下旬まで17連敗を記録するなど、なかなか立て直すことができず前指揮官の堀田剛司を先日、解任した。
新たに指揮官に就任した尺野は、2013年から16年までは女子日本代表やアイシン・エィ・ダブリュウィングスのテクニカルスタッフを務めた。その後、Bリーグ開幕1年目から横浜ビー・コルセアーズのアシスタントコーチに就任すると、前指揮官の体調不良によりシーズン途中からヘッドコーチに昇格。そして、横浜での2年目のシーズンも再びアシスタントコーチからシーズン途中にヘッドコーチに昇格した。2018-19シーズンには広島のヘッドコーチを務め、その後は同クラブのU15ヘッドコーチに就任し、先月行われたJr.ウインターカップ2020-21でも指揮を執っていた。
尺野はクラブを通して次のコメントを発表している。「ここまで築いてきた広島ドラゴンフライズの文化を継承し、残り23試合を諦めることなくチーム一丸となって戦いたいと思います。厳しい戦いが続くと思いますが、変わらず熱いご声援とご支援のほど、よろしくお願いいたします」
また、社長兼GMの浦伸嘉もコメントを発表している。「尺野氏は2018-19シーズンのヘッドコーチとして、現在はユースチーム、育成年代の統括者として、クラブを支えてくれています。この状況でヘッドコーチを託すのは尺野氏しかいないと考えて、オファーさせていただきました」
「尺野氏の率いた2018-19シーズンは最終的にはプレーオフ進出を逃したものの、15勝1敗というスタートダッシュを決め、当時『逆転の広島』と言われるほど接戦をものにしてきた粘り強い戦いを示してくれていました。我々に今必要なのは粘り強さ、最後まで諦めない姿勢、そして何よりも『屈しない』という広島らしさを取り戻さなくてはならないと強く感じています。もちろん、ここから劇的に変わることは難しいですが、残りのシーズン、ファンの方々が『広島らしさ』を感じていただき、感動していただける試合を目指してまいりたいと思っております」
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