ラプターズ

バックスは4連敗、アデトクンボ「これで終わりではない」

現地2月16日のラプターズvsバックスの一戦。ラプターズはエースのカイル・ラウリーが試合中に左足首を痛め22分の出場に留まったが、フレッド・バンブリートが33得点7アシスト、パスカル・シアカムが23得点13リバウンド6アシストを記録する活躍でチームを牽引し、124-113で勝利した。

ラウリーは第2クォーター終盤でバックスの速攻を止めようとした際に足首を痛めた。それでも後半の頭には一度コートに戻ったものの、その後すぐにコートを離れている。22分の出場で18得点6リバウンド6アシストを挙げていたラウリーが、64-64と拮抗した戦いの中で抜けるのは痛手でしかない。しかし、ラプターズはシアカムのミドルシュートと11試合ぶりに復帰を果たしたOG・アヌノビーの3ポイントシュートでバックスを突き離すと、その後も1ポゼッションリードを維持して、勝利をつかみ取った。

バンブリートはラウリーを欠きながらも後半に失速しなかった理由を「僕の仕事は、カイルがコートから離れている時間帯にプレーのレベルを上げること。それは僕だけじゃなく、チーム全員が彼が去った時にギアを一段上げなければいけないと感じていた」と語った。彼が言うように、バンブリートとシアカムだけでなく、アヌノビーが13得点7リバウンド、クリス・ブーシェイも14得点6リバウンド5ブロックを記録し、チーム一丸でバックスに立ち向かった。

一方、バックスはエースのヤニス・アデトクンボが33得点10リバウンド8アシスト5スティール2ブロックを記録したものの勝利ならず、4連敗を喫した。アデトクンボは「4連敗のままでは家に帰れない」と試合後の会見で語った。

「僕たちはまだここにいる。これはプレーオフではないからね。ただ、この状況には明らかにフラストレーションが溜まっているよ。いつだってハードにプレーして、勝ちたいと思っているんだから。でも、いつも思うようにいくわけではないし、だからこそポジティブなことに目を向けなければいけない。木曜日もラプターズとの対戦だから、僕たちにもチャンスはある。映像を見て、みんなで良い方向に向かっていきたい。これで終わりではないからね」

バックスは、ドリュー・ホリデーが新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルのため欠場して以降の戦績を1勝4敗としている。アデトクンボは言う。「ウチのベストプレーヤーの一人であり、プレーメーカーで最高のディフェンダーの彼が今はいないんだから、僕たちはもっと良くならなければいけない。彼がいないことを言い訳にはできない。でも、彼はウチに欠かせない選手で、僕たちが彼を必要としていることは確かだ」

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