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ハリケーン被害を受けた2008年と同様、復興支援目的での開催

NBAは、次回のNBAオールスターゲームをルイジアナ州のニューオーリンズで開催することを発表した。同都市での開催は、2008年、2014年に次いで3度目となる。

当初はノースカロライナ州のシャーロットで開催されることが決まっていたが、同州議会で可決された性的マイノリティー(LGBT)に対する差別的な法案を受け入れないポリシーを持つNBAは、法改正されなければオールスターゲーム開催は難しいという態度を示した。だが、同法案が改正されないことを受け、7月下旬に開催地の変更を決定。新たな開催地の選定を始めていた。

『ESPN』によれば、ルイジアナ州知事のジョン・ベル・エドワーズが、NBAコミッショナーのアダム・シルバー宛てに、同都市の多様性をアピールし、オールスターゲーム開催を嘆願する手紙を送付したことが決め手になったそうだ。

その他、試合会場や各種イベント会場、世界各国から集まるセレブや関係者が滞在できる宿泊施設が確保されていることも要因だった。そして先週ルイジアナ州で発生した自然災害も、今回の決定を後押ししたのかもしれない。

ルイジアナ州は、先週から大規模な豪雨による洪水被害に苦しんでおり、死者6人を出すとともに2万人以上の住民が避難を余儀なくされている。2008年にもニューオーリンズでオールスターゲームを開催したNBAは、2005年に発生したハリケーン・カトリーナによる甚大な被害を受けた都市の復興支援活動を実施。17年のオールスターウィークエンド期間中にも、被害を受けた地域の復興支援に向け、様々な活動が行なわれる予定だ。

シャーロットホーネッツのオーナーを務めるマイケル・ジョーダンの力を持ってしても法改正はされず、シャーロットでのオールスター開催は流れた。