横浜総合高校の跡地に完成した横浜武道館がホームに
東京エクセレンスは今日、今年7月1日にホームタウンを東京都板橋区から神奈川県横浜市に移転することを発表した。チーム名は『横浜』を入れた名称に変更する予定で、今秋開幕の2021-22シーズンより横浜武道館をホームアリーナとする。
東京EXはBリーグ開始前はNBDLに所属。Bリーグ初年度はB2に属したものの、ホームアリーナである板橋区の小豆沢体育館がライセンス交付の基準を満たさない。Bリーグのスタートに伴い、板橋区は3000人アリーナの建設を検討するとしていたが、後にこれを撤回。これによりB2ライセンスを交付されずにB3に移っていた。2018年に加藤製作所が新たなオーナー企業となり、東京23区内にアリーナを新設するとしてライセンスの交付を受け、2019-20シーズンにB2に復帰。ところが、ここでもアリーナ建設計画が立ち消えとなり、B3へと移っていた。
クラブにとって悲願であるとともに、自分たちだけでは解決できなかったホームアリーナの問題が、今回のホームタウン移転で解決されることになる。しかも、横浜武道館は横浜の一等地、横浜総合高校跡地に昨年完成したばかりの新アリーナだ。
東京EXは今回の発表に際して、「スポーツが非常に盛んな横浜市において『プロクラブとしていかに貢献できるのか?』を意識し今後活動して参ります。また関内関外エリアの再開発プロジェクトにおけるスポーツコンテンツとして、エリアの活性化やブランド向上の一翼を担えるよう努めて参る所存です」とのコメントを発表している。
また向井昇社長は、『日頃よりご支援いただいている皆様へ』と題したコメントを発表。「東京エクセレンスとしては最後のシーズンとなりますが、今シーズン優勝することが皆様への最高の恩返しであると考え、シーズン終了まで全力で戦って参ります。緊急事態宣言発令下においてなかなか皆様とお会いすることは叶いませんが、世の中の状況が好転し落ち着きを取り戻しましたら、『熱狂の小豆沢体育館』を創り上げていただきたく、ぜひご来場いただければ幸いです」としている。
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