シーホース三河の終盤の集中力に屈した名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、『愛知ダービー』で連敗を止められず

シーホース三河の終盤の集中力に屈した名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、『愛知ダービー』で連敗を止められず

2021/01/24 17:38

粘り強く戦うも終盤に失速した名古屋D

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsシーホース三河、『愛知ダービー』の第2戦。最終クォーターのオフィシャルタイムアウトを迎えた時点で同点と拮抗した展開となったが、名古屋Dはそこから3-14と一気に失速し71-84で敗れた。

前半はともに3ポイントシュートが決まらず、重いロースコアの展開となった。特に名古屋Dの3ポイントシュートは18本中わずか2本のみの成功と苦しんだが、オフェンスリバウンドの意識を強めたことでポゼッション数で上回り、26-29と食らいついて前半を終えた。

後半に入ると、互いにシュートが当たり始め、点の取り合いとなった。名古屋Dは齋藤拓実がピック&ロールでズレを作り、パスを散らす。そこからカウンターでのドライブが有効に決まり、縦への動きから得点を重ねた。一方、三河は金丸晃輔がスクリーンを上手く使い、3ポイントシュートにミドルシュートと、キャッチ&シュートを中心にオフェンスを組み立てた。

拮抗したが、三河はオフェンス力で上回りダバンテ・ガードナーのポストアップを起点に効率よく得点を重ね、柏木真介が2本の3ポイントシュートを連続で沈めるいぶし銀の活躍を見せて2桁のリードを奪った。

それでも、名古屋Dも粘りを見せる。ボールをよく回して三河ディフェンスを揺さぶると、キックアウトからの3ポイントシュートや、ドライブからの合わせで得点していく。そして、最終クォーター残り4分38秒、狩野祐介のロング2ポイントシュートが決まり、同点に追いついてオフィシャルタイムアウトを迎えた。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

大黒柱が離脱し、ディフェンスの精度向上が急務に

ここからもうひと踏ん張りしたかった名古屋Dだったが、好調な三河が勝負強さを見せつける。最初のオフェンスでガードナーがセカンドチャンスポイントを挙げると、続くディフェンスではシェーファー・アヴィ幸樹が身体をコートに投げ出してマイボールにし、ガードナーへの速攻に繋げた。ボールへの執着心で上回った三河はリバウンドの意識も高め、カイル・コリンズワースが連続でディフェンスリバウンドを確保し、得意のハーフコートバスケットで得点を重ねた。

一方の名古屋Dはズレが作れず、外角からのシュート一辺倒になってしまう。3ポイントシュートがよく決まり同点まで追い上げたが、その後は、足が止まったことでボールと人が動かず、リズムが悪い中でのシュートはリングに弾かれ続けた。ローテーションが間に合わず、金丸に3ポイントシュートを射抜かれたところで勝負アリ。オフィシャルタイムアウト明けの約3分間で0-12と失速した名古屋Dが『愛知ダービー』で連敗を喫した。

名古屋Dの梶山信吾ヘッドコーチは「最後はシュート力の差で負けてしまいました。6連敗は真摯に受け止めたいです」と肩を落とした。

また、「接戦になり、ダバンテ選手のポストアップがくるのは分かっていたんですけど、消極的になり、足が止まってフリーで打たれてしまいました。そこで精神的に折れてしまった」と最後の失速について振り返った。

名古屋Dは大黒柱のジャスティン・バーレルが左第1中足趾節関節捻挫により、今節から欠場を余儀なくされた。そのため、ジェフ・エアーズとレオ・ライオンズのプレータイムが長くなり、最後にガス欠に陥ったことも敗因となった。2人の負担を少なくするために、ゾーンとマンツーマンを併用するチェンジングディフェンスを起用したが、「打たれたくないところで打たれたり、ポジショニングの改善が必要」とも話した。

大黒柱が離脱し、強豪チームとの対戦が続いたこともあり、名古屋Dはこれで6連敗となった。バーレルの全治は未定となっているため、今後はゾーンディフェンスの精度を高めることが求められる。

RECOMMEND