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熟考の末、19年目のシーズンをプレーする可能性大

引退か現役続行かで揺れていたポール・ピアースが、19年目となる2016-17シーズンもプレーする可能性が高まったと、『Los Angels Daily News』が伝えた。

セルティックス時代の恩師ドック・リバースからのオファーを受け、昨年のオフにクリッパーズと3年契約を結んだピアースだったが、昨シーズンは主に控えでの起用となり、キャリアワーストとなる平均18.1分の出場にとどまった。38歳という年齢から肉体的な衰えも見られ始め、プレーオフ1回戦でトレイルブレイザーズに敗れた後、ピアースは、「感情に動かされやすい今、何かを決めるべきではない」とコメント。リバースも本人の決断を待つと話し、その去就が注目されていた。

クリッパーズは、ピアースの引退も視野に入れ、オフに選手層を拡大するため補強を実行。ウェスリー・ジョンソン、ルーク・バー・モーテと再契約を結び、マリース・スペイツ、ブランドン・バスをロスターに加えた。

もしクリッパーズがスモールラインナップを採用する場合、パワーフォワードで起用されるピアースは、スペイツ、バス、新人ブライス・ジョンソンと出場時間を争うことになる。

クリッパーズに入団した1年前、「もし今シーズン優勝できたら、それでバスケットボール人生は終わりになると思う」と語ったピアースだけに、これがラストシーズンになるだろう。

セルティックスで輝かしい成績を残したピアースも今年で39歳。故郷ロサンゼルスで限りなく最後に近いシーズンを迎えることになりそうだ。