ホークス

シャック以来となる25得点25リバウンド5ブロック超え

ホークスはオーバータイムまでもつれたピストンズとの接戦を123-115で制し、7勝7敗と勝率を5割に戻した。

チームのエースへと成長したジェレミー・グラントにキャリアハイとなる32得点を許すなど、ホークスは主導権を握られた。それでも、トレイ・ヤングが第3クォーターだけで21得点を集中させ反撃ののろしを上げると、同点に追いついた最後のディフェンスでは、ジョン・コリンズがグラントのシュートをブロックし延長戦に持ち込んだ。

同点で迎えた残り1分27秒、クリント・カペラが3点プレーとなるバスケット・カウントを成功させ、続くポゼッションでヤングがディープ3ポイントシュートを沈める。この2つのプレーが決定打となり、ホークスが逃げ切った。

ケガのためキャメロン・レディッシュとディアンドレ・ハンターが欠場と厳しい状況だったが、ゲームハイとなる38得点を記録したヤングの活躍もあり、大きな1勝を挙げた。終始、ペースを握られていたが、不屈の精神で戦ったことが勝因となったとヤングは言う。「誰もあきらめなかったことがうれしい。何人か試合に出られない状況なのは分かっていた。誰が出ても、最初から最後まで誰もあきらめていなかった」

ヤングの活躍以上に、圧巻のパフォーマンスを見せたのがカペラだ。カペラは27得点26リバウンド(12オフェンスリバウンド)5ブロックを記録し、クラブではディケンベ・ムトンボ以来となる『25-25』を達成した。

また、『25-25』に加え、5ブロックを記録したのはシャキール・オニール以来。NBA史上9人目の大記録を達成したにもかかわらず、「存在感を示そうとしたんだ。ボールを見て正しいポジションを取る、チームメートの位置を確認してポジションを取ってリングを守る。それを何度も繰り返したんだ」と、落ち着いた様子で語った。

スモールラインナップを起用するロケッツから追い出される形で、昨シーズン途中にホークスへ移籍したカペラ。モンスターパフォーマンスを見せ、ビッグマンの必要性を大いに示した。