文=立野快
シェーファーが14得点16リバウンドとインサイドを支配
7月21日、日本代表はジョーンズカップでチャイニーズ・タイペイBと対戦。試合序盤、日本は先発したインサイドのシェーファー・アヴィ幸樹と井上宗一郎のサイズを攻守で生かし、インサイドを制する。高さだけでなく献身的に走る日本のビッグマンの強みが出て、第1クォーターのリバウンド数は16-2と圧倒。第1クォーターから26-13とリードを広げる。
第2クォーターも勢いそのままに相手を圧倒。シェーファーはこのクォーターだけで8リバウンドとゴール下で存在感を示し、素早いヘルプディフェンスを使ったマンツーマンディフェンスでチャイニーズ・タイペイBに勢いを与えず、前半を50-26で終えた。
後半に入りホームの声援に後押しされるチャイニーズ・タイペイBの反撃を浴びる。フルコートプレスや足を使ったダブルチームを仕掛けられ、素早い展開に持ち込まれると日本代表はミスを連発。5-17のランで追い上げられるが、それでも2桁点差はキープ。最終クォーター序盤にテーブス海が巧みなドライブインから連続得点を挙げて再び突き放すと、冷静さを取り戻した日本代表はそのままリードを守り切った。
最終スコアは88-67。リバウンド数で53-22と圧倒したことが決め手となった。インサイド陣がコートの端から端まで走り切る献身的なプレーが光ったが、ターンオーバーは21と相手のプレスディフェンスへの対処は課題が残った。
今日は大会最終戦、ここまで6勝1敗と首位を走る強豪カナダと対戦する。9日間で8試合を戦う過密日程ながら、多くの若手の台頭が見られた今大会の集大成として勝利に期待したい。