ショーン・リビングストン

写真=Getty Images

チームは3連覇、カズンズは再評価を求めて合意

デマーカス・カズンズの加入により、王者ウォリアーズはオールスター選手5人による超豪華ラインナップを揃えるチームとなった。今年1月下旬に左足アキレス腱断裂の大ケガに見舞われたが、ケガさえ治ればカズンズは今もリーグトップクラスのビッグマンだ。

ベテランのショーン・リビングストンも、カズンズのウォリアーズ入りを歓迎している。リビングストンは『The Ahletic』の取材に対し「互いにメリットがある」と語った。

「素晴らしい補強だ。デマーカスは落ち着いてリハビリに時間を使うことができ、ケガをしっかり治すことができる。その上、彼の力を証明する機会を得られる。チームにとっても彼にとっても、素晴らしい機会になると思うね」

直近4年で優勝3回を誇るウォリアーズだが、2016年のオフにケビン・デュラントと契約するためトレードしたアンドリュー・ボーガット以降、先発センターに固定された選手はいなかった。2連覇を果たしたここ2シーズンはジャベール・マギーとザザ・パチューリアを併用して結果を残したものの、カズンズは攻守両面で彼らよりはるかに格上の選手だ。

このオフにフリーエージェントになったカズンズだが、ケガの影響でどこからもオファーが届かったことを屈辱に感じ、それをモチベーションにしている。ウォリアーズの3連覇に貢献するという圧倒的な形で実力を示し、選手としての評価を上げた来オフに再びフリーエージェントになる道を選んだ。

1年限定のユニットになる可能性が高くても、リビングストンが言うように、今回の契約は球団とカズンズにとって、お互いの希望を叶えられる最良の選択になった。