好調のヨキッチは平均トリプル・ダブルを維持
昨シーズンのプレーオフで西カンファレンスファイナルまで勝ち進んだナゲッツは、今シーズン開幕からなかなか思うように白星を重ねられず、5試合を終えて1勝4敗と苦しんだ。
しかし、その後5試合で4勝1敗とV字回復に成功し、10試合を終えて5勝5敗と立て直すことに成功した。114-89で勝利した現地10日のニックス戦後、ニコラ・ヨキッチは復調の要因を「すべてがフィットし始めた」と分析した。
「ここ数試合はディフェンスが改善したし、シュートも決まり始めた。お互いのためにプレーできているし、マーベリックス戦は負けた(117-124)けれど、良いプレーができていた」
ヨキッチの分析は正しく、ナゲッツはここ5試合で平均116.4得点(リーグ7位)、100ポゼッションあたりの平均失点も108.2と攻守が噛み合い始めた。
ニックス戦で22得点10リバウンド5アシストを記録したヨキッチは、今シーズン平均トリプル・ダブル(24.4得点、11.2リバウンド、10.4アシスト)ペースを維持している。また、彼は開幕から10試合を終えて244得点112リバウンド104アシストを記録している。開幕10試合での200得点100リバウンド100アシスト超えは、史上初の平均トリプル・ダブルを達成したオスカー・ロバートソン(1961-62シーズン)以来初だ。
得点源として期待されるマイケル・ポーターJr.は安全衛生プロトコルにより出場できない状態が続いているが、ナゲッツは本来の調子を取り戻し始めた。