勝負どころのディフェンスで耐えたシーホース三河、川崎ブレイブサンダースの粘りを振り切り前日の雪辱

勝負どころのディフェンスで耐えたシーホース三河、川崎ブレイブサンダースの粘りを振り切り前日の雪辱

2021/01/05 18:21
シーホース三河

迫られても何度も突き放す強さを見せた三河

シーホース三河vs川崎ブレイブサンダースの第2戦。第1戦は2桁のリードを守り切れず逆転負けを喫した三河だったが、この試合では1ポゼッション差に迫られても落ち着きを失わず、持ち前の得点力で突き放し99-86で勝利した。

シェーファー・アヴィ幸樹と金丸晃輔が2本ずつ3ポイントシュートを成功させれば、パブロ・アギラールや大塚裕土も3ポイントシュートを決め返すなど、序盤から高確率でシュートを決め合う点の取り合いとなったが、川崎が第2クォーター序盤にファウルトラブルに陥ったことで三河が主導権を握った。

ダバンテ・ガードナーのインサイドアタックなどでファウルがかさんだ川崎は、開始約3分でチームファウルが5に到達。三河はこのクォーターだけで12本のフリースローを獲得した。さらにインテンシティを下げざるを得ない川崎ディフェンスの隙を突き、ガードナーが12得点、金丸が10得点を挙げて54-42と2桁をリードして前半を終えた。

後半の立ち上がり、三河は3連続で3ポイントシュートを許し、1ポゼッション差まで迫られたシーンもあった。それでも、ガードナーがディフェンスを収縮させ、外に開いたシェーファーが3ポイントシュートを沈めたことでリードを保った。また、シェーファーのシュートタッチが好調なことは、ガードナーに広いスペースを与える相乗効果も生みだし、2桁のリードを保って最終クォーターを迎えた。

第1戦は第4クォーターにオフェンスリバウンドを多く奪われたことが、敗因となった。今回も立ち上がりにセカンドチャンスポイントを許してしまい、ガードナーと金丸を早い時間帯でコートに戻し勝負をかけた。それでも、勝負強い篠山竜青に連続で得点を奪われ、残り3分を切った場面では、その篠山にフリースローを決められ2点差まで迫られた。

初戦では踏ん張り切れなかった三河だったが、この日はディフェンスで我慢し、オフェンスに繋げる理想の形を体現してこの危機を乗り切った。柏木真介が辻直人からオフェンスファウルを誘発し、これで得たポゼッションでガードナーがフリースローを獲得。さらに、ガードナーがディフェンスを収縮させ、フリーになった川村卓也が3ポイントシュートをしっかり沈めた。そして残り1分、川村が速攻から3点プレーとなるバスケット・カウントを成功させて、再び10点差にしたところで勝負を決めた。

シーホース三河

「ウチが少しディフェンスを頑張った分だけ、上回れた」

99-86という最終スコアが示すように、激しい点の取り合いとなったが、三河の鈴木貴美一ヘッドコーチは「昨日やられたことをやられないようにして、ディフェンスからオフェンスという良い形になった」と、ディフェンスでの勝利を強調した。

「昨日は、僕らよりも川崎さんのほうがチームプレーが多かった。チームでボールを回されて打たれるのだけは少なくしようと、選手のみんながそれを意識してやってくれたと思います。ウチが少しディフェンスを頑張った分だけ、上回れたと思います」

鈴木ヘッドコーチがそう言うように、良い形を作られそうになってもパスの行き先を読み、ボールを弾くなど完全にノーマークを作られるようなシチュエーションはほとんどなかった。また、川崎の速攻での得点を0に抑えていることからもディフェンスに力を注いでいたことがうかがえる。

オフェンスリバウンド数で9-5と上回り、ターンオーバー数も5-11。前日からの修正が多く見られ、リーグ屈指の古豪対決を1勝1敗の痛み分けに持ち込んだ三河。西地区首位をキープした状態で、オールスターブレイクを迎える。

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