「このチームでチャンピオンシップで勝ちたい」
マーベリックスは、現地4日のロケッツ戦を113-110で勝利し、今シーズン3勝目を挙げた。
エースのルカ・ドンチッチは、現地1日のヒート戦で左大腿四頭筋を挫傷したため、先日のブルズ戦を欠場していたが、この試合では33得点16リバウンド11アシストの今シーズン初のトリプル・ダブルを記録し、ケガを感じさせないパフォーマンスで勝利に貢献。
指揮官のリック・カーライルは「驚くことはない。彼は素晴らしい選手だ」とドンチッチを称えた。しかし、今シーズンのドンチッチは、コンディショニング不良を懸念され、身体が絞れていない本人もフィットネスに問題があることを認めていた。カーライルも、シーズン開幕時期は1月か2月になると予想していたことを明かし、「彼の準備スケジュールは狂ってしまった」と、ドンチッチがスロースタートとなった要因を語ったが、「今はやるべきこともはっきりしていて、彼は必要なものを取り戻してきているよ」と続けた。
「先日の夜も彼と話をしたが、フィジカルとコンディショニングについては、良い方向に向かっている。今はすごく良くなってきているのが見て分かるし、日がたつごとに良くなっているよ」
また、ドンチッチ本人もロケッツ戦後の会見で「プレーする準備は整っている。コンディショニングを続けて、より良い状態を維持していく。NBAは試合が多いから、この調子で整えていくよ」とコメント。
年内の試合では1勝3敗と大きく負け越していたが、年明け以降は2勝1敗とし、7試合を終えて3勝4敗と勝率5割に向けて、チームの調子も上がりつつある。マブスのエースであるドンチッチだが、プレーだけでなくコート内外でリーダーシップを発揮してチームを引っ張っており、オーナーのマーク・キューバンも以前、彼のリーダーシップには太鼓判を押していた。
そして、ロケッツ戦後に記者から「どうやってチームにやる気を出させているのか?」と問われたドンチッチは、「NBAで戦っている選手はみんな意欲的で、上手にプレーする」と答え、こう続けた。
「僕たちマーベリックスは、ダラスのためにプレーしているし、それが楽しい。2011年の優勝はすべての人を喜ばせたし、それが僕たちのモチベーションだ。このチームでチャンピオンシップで勝ちたいと思っているし、それが目標だよ」
チームとしても調子を取り戻しつつあるマブスが、ここからどんな戦いを見せるか注目だ。