『バブル』での好調を今シーズン開幕に持ち込み好発進
サンズは現地29日に行われたペリカンズ戦で111-86と完勝を収め、開幕から3勝1敗と好スタートを切った。
クリス・ポールは9得点9アシスト、デビン・ブッカーは8得点6リバウンド3アシスト。主力の2人のスタッツは伸びなかったが、ポールは23分、ブッカーは26分しかプレーしていない。それでもジェイ・クラウダーがゲームハイの21得点でオフェンスを引っ張り、キャメロン・ジョンソンもベンチから18得点を記録するなど、6選手が2桁得点で勝利に貢献した。
この結果について、ポールは試合後のインタビューで「ウチは優れたチームで、チーム全員の努力で掴んだ勝利。デビンも同じことを言ったはずだよ」と答えた。
ポールはサンズの強みについて「ウチにはハードワーカーが揃っている」と続けた。ポールと同様に、ミケル・ブリッジズも「これはチームゲームであって、1対1の競技じゃない」とコメントしている。「僕たちは試合を重ねるごとに良くなっている」
指揮官のモンティ・ウィリアムズは「チームのベストプレーヤー2人が誰かはみんなが分かっている」としつつ、「ブッカーとクリスのプレータイムを25分前後で抑えて勝てれば全員の自信になる」と、チームの成長を実感している。
将来が楽しみな若手が多く、オーランドでの『バブル』ではシーティングゲームを唯一無敗で終えた。エースのブッカーが率いるチームにポールという天性のリーダーが加わったサンズは、今シーズンの躍進が期待されている。今はケミストリーの構築以外にも、ブッカーとポールが脇役に回ることで自信を蓄える時期でもある。