アンソニー・エドワーズ

15得点を挙げて「試合にインパクトを与えられた」

ドラフト全体1位指名でティンバーウルブズに入団したアンソニー・エドワーズが開幕戦のピストンズ戦に出場した。プレシーズンマッチではシュートタッチがしっくりこなかったのか確率が上がらなかったが、開幕戦にきっちりと調整してリズムの良いプレーを披露した。試合はウルブズがピストンズに111-101で勝利している。

エドワーズは第1クォーター残り8分にコートに登場してから25分間プレー。前半だけで11得点を挙げるなど、15得点4リバウンド4アシストを記録、ベンチからの出場ながらチームに活力を与えるプレーが光った。

エドワーズは「すごく良いプレーができたと思う。ベンチから出て試合にインパクトを与えられた」とコメントした。

ヘッドコーチのライアン・サンダースもエドワーズのコート上の立ち居振る舞い、そして味方の選手を見つける能力を称賛した。サンダースはつい先日のフィルムセッションで、エドワーズに状況判断について指導したが、この試合で修正できていたという。

「とても感心した。これまでも彼のような若いルーキーを指導してきたが、彼のコート上での振る舞いと試合の流れに合わせるプレーは素晴らしかった。パワーに頼るというよりも冷静さが目立っていたね」

エドワーズはまだ19歳だが、これからNBAのスター選手になるという揺るぎない自信を持っていて、初めて経験するNBAの舞台でも全く物怖じしていない。

「ダブルチームされても正直それほど難しくは感じなかった。1on1でガードされていて、もう1人が背後から迫ってきた時にすべきことは至ってシンプルだ。オープンの選手を見つけてパスを出すか、自分でアクションを起こしてチャンスを作るかのどちらかだ」

エドワーズはディアンジェロ・ラッセル、リッキー・ルビオに次ぐウルブズ第3のプレーメーカーとして期待されている。ここから実戦を重ねる中でチームメートのプレーの特徴を学び、状況判断の質を高め、そしてチームバスケットと自分のプレーをうまく合わせることで、パフォーマンスはどんどん向上していくに違いない。