ジェームズ・ハーデンが群雄割拠時代に向け早くも始動

2018/07/16
NBA&海外
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ジェームズ・ハーデン

写真=Getty Images

新たなスローガンは『Stay woke(意識し続けろ)』

昨シーズンのMVP受賞者ジェームズ・ハーデンは、この夏にNBAで起こったパワーバランスの変化を敏感に感じ取っている。だからこそ、オフの間も厳しいトレーニングを続けている。

ハーデンはInstagramにバルセロナでのトレーニング画像を投稿。休暇のために訪れているのだろうが、見た目にもグッドシェイプを維持していることが分かる上に、練習にも力を入れているようだ。

Stay Woke . . . . . 📸: @kennethwynn_

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レブロン・ジェームズがレイカーズに移籍し、来シーズンの西カンファレンスはNBA史上でも稀にみるほどの接戦になると見られている。チーム力では、オフにデマーカス・カズンズという5人目のオールスター獲得に成功した王者ウォリアーズが抜きん出ているかもしれないが、ハーデンのロケッツだって負けてはいない。クリス・ポールが再契約して残留したほか、カーメロ・アンソニーの獲得も狙っていると言われている。ライバルのサンダーは、ポール・ジョージが残留。ジャズは主力を残して堅城鉄壁の守備を維持することに成功した。ペリカンズはカズンズを失うも、レイカーズからフリーエージェントになったジュリアス・ランドルを獲得。そのランドルの古巣レイカーズは、レブロン、ラジョン・ロンド、ランス・スティーブンソン、ジャベール・マギーという新戦力を迎え、まったく新しいチームを作ろうとしている。

その他にも、トレイルブレイザーズ、マーベリックス、ティンバーウルブズ、ナゲッツ、サンズ、キングスも有望な新人や、実績のあるベテランの獲得、慰留に成功している。来シーズンの西は、上記のチームを含め、少なくとも10~12チーム前後でプレーオフに進出できる8つの枠を争うようになるはずだ。

昨シーズンの西を首位で通過したロケッツは、2018-19シーズンも上位争いに食い込むだろう。だが、トレバー・アリーザ、ルーク・バー・ア・ムーテというディフェンスの要だった選手が移籍した。そして、インサイドで鉄壁の守備を誇ったクリント・カペラの契約交渉も遅々として進んでいないことから、最悪の場合、カペラも退団というシナリオも考えられる。昨シーズン最もウォリアーズを追い詰めたとはいえ、気を抜けばロケッツであっても群雄割拠時代という荒波に飲み込まれてしまいかねない。ハーデンが投稿した画像に『Stay woke(意識し続けろ)』というメッセージをつけたのには、そういう意味も込められているのではないだろうか。

練習以外ではリラックスした時間も楽しんでいるだろうが、ハーデンは、来シーズンに向け準備を進めている。