「ニコラは毎試合に出場する準備を整えている選手なんだ」
昨シーズンのプレーオフで西カンファレンスファイナルまで勝ち進んだナゲッツは、ニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーの若いエースコンビを中心に、今シーズンも上位争いに絡むと予想されている。
『バブル』で頭角を現したマイケル・ポーターJr.は、NBAキャリア6年目を迎えるヨキッチのリーダーシップに惚れ込んでいる若手の一人だ。
「ニコラのことは、すごくリスペクトしている。特にコート外での姿勢は素晴らしいものだ」と語ったポーターJr.は、ヨキッチのコンディショニングを参考にしているという。
「良いプレーができた時も、そうではなかった時も、彼はいつだって試合後にはウェイトルームに向かう。会場を離れる前にリカバリーに必要な運動をして、しっかり睡眠を取って、翌朝に備えているんだ」
「そういう見えない努力があるからこそ、どの試合でも安定したパフォーマンスができる。信頼しているよ。ロードマネージメントをするとか、決まった試合にしか出場しないとか、そういうことを考えるタイプじゃない。ニコラは毎試合に出場する準備を整えている選手なんだ。その姿勢をすごくリスペクトしている」
ポーターJr.は若くしてケガに悩まされた選手。そのリスクを嫌って指名を回避したチームがあるし、ナゲッツと契約を結んだ後もルーキーシーズンはリハビリに費やし、デビューは大幅に遅れた。今でこそケガの不安なくプレーできているが、腰に爆弾を抱えているようなもので、これから主力へとステップアップしてプレータイムが伸びていく中でコンディショニングは今まで以上に重要になってくる。
ポーターJr.は言う。「選手にとって何よりも必要な資質は、いつでも試合に出られること。ニコラは常に準備を整えているし、その姿勢がチームに何をもたらすのか僕らは理解している。彼は、模範を示すことでチームを引っ張ろうとしているんだ」