クリッパーズ戦で33得点、プレシーズンでリーグ1位の平均26.0得点
レイカーズのテイレン・ホートン・タッカーが、またしてもプレシーズンゲームで圧巻のパフォーマンスを披露した。
37分14秒の出場で19得点9リバウンド4アシスト3スティールを記録したクリッパーズとの初戦に続いて、再びクリッパーズ戦で先発に抜擢されたホートン・タッカーは、チーム最長の41分25秒出場し、5本中4本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール17本中11本成功、33得点10リバウンド4アシスト4スティールをマークし、チームも131-106で勝利した。
プレシーズンゲーム2試合を終えた時点での平均26得点はリーグ1位のスタッツで、ホートン・タッカーはローテーション入りに向け、指揮官のフランク・ボーゲルの前でアピールし続けている。
2年目のシーズンに向けて好調を維持しているホートン・タッカーは「この年齢(20歳)で今の自分のような経験をさせてもらえて、感謝している。日々学習だと思っているし、このチャンスを生かしたい」と、控えめにコメントした。
「今日は2試合目で、プレータイムも長かったので、序盤からリズムに乗れた。ディフェンスから波に乗れるとオフェンスにも繋がるから、これからも良いプレーを続けるのに大事な要素になると思う。コートに出たら自由にやらせてもらえているし、チームメートからも『自分のプレーをやれ』と言ってもらえている。サポートしてもらえて、自信にもなるね」
このように語るホートン・タッカーは、Gリーグを経てレギュラーの座を勝ち取ったアレックス・カルーソからも影響を受けていると言う。
「アレックスの成功を間近で見てきて、個人としても色々と参考になっている。彼のような選手と毎日一緒に仕事ができて、間近で見させてもらっているだけで自分の現在地を把握する指標になるし、あれだけの成功を収めた彼と一緒にやれていると自信にもなる」
ボーゲルは「これまでGリーグ、昨シーズン、バブルで彼のプレーを見てきたし、驚くような結果ではない」と話し、「攻撃のバリエーションが豊富で、今日も守備で貢献してくれた」と評価した。
調整が目的のプレシーズンゲームながらも、自分にできることをアピールするのは若手にとって重要だ。この調子が続けば、カルーソに続きホートン・タッカーも、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスら主力、そしてファンからも支持される選手になりそうだ。