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デュラントは「きっとまた対戦することになる」と予言
リオ五輪バスケットボール、オーストラリアとの対戦で、カーメロ・アンソニーは15本中9本の3ポイントシュートを含む31得点を挙げ、98-88での勝利に貢献した。
殊勲のアンソニーは試合をこう振り返る。「試合の流れが自分の方に来るようにしたかった。与えられたシュートを打ちたかったし、オープンな状態でのシュートも打てた。チームメートも、オープンな状態の僕を見付けてはパスをくれた」
良い流れを引き寄せた結果、『ゾーン』に入っていたとアンソニーは言う。「そうしようとしたわけではなく、流れの中でそうなったんだ。一番良い時間帯にそれが起きてくれた」
勝利を収めたとは言え、アメリカは予想以上の苦戦を強いられた。49-54とビハインドを背負ったハーフタイムに仲間とかわした会話をケビン・デュラントが明かしている。
「こちらはシュートを外していたし、相手はオフェンスで自由にボールを回していた。だから、ファウルをせずに、もう少しフィジカル色を押し出すプレーをしようとした。後半から良いプレーができたと思う」
一方のオーストラリアだが、アメリカと素晴らしい戦いを演じただけでなく、格上のフランス、セルビアに勝利しており、リオで『ブーマーズ旋風』を巻き起こしつつある。このまま勝ち上がれば、決勝トーナメントで再びアメリカと激突する可能性もある。
オーストラリア代表のアンドリュー・ボーガットは試合後、Twitterに次のメッセージを投稿している。「タフな試合だった。整理して、改善させられる部分はある。それがこのチームの強みだから!」
勝負師としての勘がそう告げているのだろう。デュラントは言う。「きっとまた対戦することになる。そのときに向けて、良い準備をしたいね」
攻守両面でチームを支えるボーガット。NBAファイナルで痛めたヒザもプレーに支障はないようで、自信に満ちたプレーを見せている。