テイレン・ホートン・タッカー

19得点9リバウンド4アシスト3スティールを記録

王者レイカーズは連覇がかかった2020-21シーズンに向けて始動した。

現地12月11日に行われたクリッパーズとのプレシーズンゲームは、レイカーズが87-81で勝利。新加入のモントレズ・ハレル(13得点12リバウンド)、デニス・シュルーダー(10得点4リバウンド)が初めてパープル&ゴールドのジャージーを着てプレーしたが、誰よりもインパクトを残したのは、2年目のテイレン・ホートン・タッカーだった。

ホートン・タッカーは先発に抜擢され、37分14秒の出場で19得点9リバウンド4アシスト3スティールを記録。試合後には「チームの勝利のためにできることをやる」と2年目とは思えないほど堂々とコメントした。

ホートン・タッカーは、1年目からアンソニー・デイビスなどのベテランからも高く評価されていた選手の一人で、デイビスは「大舞台でも物怖じしない選手」と称賛。ロケッツと対戦した西カンファレンス準決勝でも第4、5戦でプレータイムを与えられ、才能の片鱗を示した。

指揮官のフランク・ボーゲルも「彼に対する指導は、ベテランへの指導より厳しくしている。彼ならすぐに戦力になれる」と語り、ホートン・タッカーに期待を寄せている。「彼が良いスタートを切ってくれてうれしいし、彼には以前から感心している。素晴らしい姿勢を持っている若手で闘志もある。それでいて謙虚な気持ちを持って毎日の練習に励んでいるよ。チームメートのやる気も引き出せるし、素晴らしい才能の持ち主だ」

オーランドの『バブル』でレブロン・ジェームズからプロとしてのあり方を学んだともコメントしたホートン・タッカーは「2年目のチャンスを生かしたい」と意気込みを語った。 ベテランにとってプレシーズンゲームは調整の場であっても、ホートン・タッカーのような若い選手にとっては実力を証明する大きなチャンスだ。残り3試合でもアピールし、ローテーション入りを期待したい。