名門のプライドに懸けて日本一を! 能代工業の中山玄己&佐々木駿汰「伝統のプレーで地元の期待に応えたい」

名門のプライドに懸けて日本一を! 能代工業の中山玄己&佐々木駿汰「伝統のプレーで地元の期待に応えたい」

2020/12/18 17:30
能代工業

能代工業として最後のウインターカップを戦うチームの中心を担うのはキャプテンの中山玄己、非凡な得点力が光る佐々木駿汰と、昨年から主力を務めている2人だ。いつも以上に大きな注目を集める中、日本一となって有終の美ではなく、能代に新たな歴史を作ることを目指す彼らに意気込みを聞いた。

「能代工業の名前をもう一回全国で広めたい」

──まずは自己紹介をお願いします。また、能代工業を選んだ理由を教えてください。

中山 秋田市の秋田東中学校出身の中山玄己です。能代工業を選んだ理由は日本一を目指す素晴らしい環境があるからです。中学校の頃、能代工業が全国で何回も優勝していて伝統があることを知り、あこがれはありました。やっぱりバスケットと言ったら能代工業という思いがあります。体育館にいろいろな表彰状やトロフィーが飾ってあり、OBの方々の話を聞く中で、あらためてそのすごさを知りました。

佐々木 秋田県八郎潟町、八郎潟中学校出身の佐々木駿汰です。県内の高校で日本一を取れる高校はこの伝統ある能代工業で、能代工業の名前をもう一回全国で広めたいと思って入学しました。実際、街を歩いていても能代市民の方々には声をかけてもらいます。全国に出る時は注目されているなと感じます。

──今回、ウインターカップの開催が決まった時はどんな気持ちでしたか?

中山 インターハイや国体がなくなって残念でしたけど、ウインターカップがあることを自分も含めてみんなで信じて練習をしてきました。その中で開催が決まってすごくうれしかったです。

佐々木 インターハイがなくなり、あとはウィンターだけとなりました。そこでウインターに向けて頑張ってきたので、決まった時はうれしかったです。

──自粛期間中はどのような練習をしていましたか。

中山 体育館でシュートを打つことはできなかったですが、チーム練習が再開できた時にしっかり動けるように外を走ったり、外にあるリングでシュートを打っていました。また、モチベーションが落ちないようにコミュニケーションをいつも以上に取ること、練習の質を高くすることを意識していました。

──この間、最も辛かったことはどんなことでしたか。

佐々木 やっぱり大好きなバスケットボールを、この体育館でできなかったことです。

──自粛期間中、読書感想文を書いたと小野コーチから聞きました。どんな本を読みましたか。

中山 バスケットの小説で『走れ! T校』です。普段から読書は結構好きなんですが、感想文を書くことはありませんでした。実際にやってみてバスケットに関係することで、何が大事なことかなど、いろいろな視点で考えることができる良い機会でした。

佐々木 『最強チーム勝利の方程式 能代工バスケ部物語』を読みました。普段はあまり本を読まないですが、能代工業の伝統がどのように築かれたのかよくわかりました。

能代工業

「名前が変わっても伝統は変わらず、受け継がれていく」

──チームを支える2人ですが、お互いにどんな活躍を本大会では期待していますか。

中山 自分たちは下宿で一緒に生活していて、1年生の時から仲は良かったですし、3年間で仲が深まった部分はあります。佐々木は3番ポジションでは結構サイズがあります。去年も出場して活躍していたので、今年はさらに大きな活躍をしてほしいです。

佐々木 中山はキャプテンで頼りになる選手です。みんなをまとめるだけでなく、プレー面でもチームの支えになってくれている中心選手です。

──今回のウインターカップが、能代工業としては最後の大会になることについての思いを教えてください。

中山 名前が変わっても伝統は変わらないですし、受け継がれていくと思っています。ウインターカップでは、そこをあまり気にせず自分たちのやるべきことをやるだけです。周りの声ではなく、自分たちに意識を向けていこうと思います。

佐々木 どんな状況でもやることは同じなので、その意識でやります。学校名が変わる、変わらないにかかわらず、能代工業はもともと注目されています。だから戸惑いもないです。

──学校名が変わることは関係なく、後輩たちに伝えていきたいと思うことはありますか。

佐々木 プレー面はもちろん後輩には受け継いでほしいです。そしてプレー以外でも普段の態度や試合に臨むための姿勢も伝えていきたいです。

中山 下級生に最も見せたいのは能代工業の伝統のプレーです。走るプレー、泥臭いプレーと、チームがずっと取り組んでいることが全国でも通用することを示していきたいです。

能代工業

「能代工業最後の年、恩返しの気持ちで頑張る」

──2人ともに秋田出身の地元選手です。そして地元の方たちからのサポートについてどう感じていますか。

佐々木 能代の皆さんは「頑張って」とか普段から声をかけてくれます。そういう人たちに対しては、能代工業最後の年でもあり恩返しの気持ちで頑張らないといけないと思います。

中山 地元でプレーできるのはすごくうれしいことです。そして能代の人たちはすごく応援してくれているので、その期待に応えなければいけないと思っています。

──ウインターカップに向けて今の手応えを教えてください。2人も出場している過去2大会はともに3回戦で留学生のいるチーム相手に敗れてしまいました。高さ対策への自信はありますか。

中山  練習を重ねていく中でみんながレベルアップしていて、一つひとつのプレーの質も上がっていると感じています。ただ、いつもコーチに言われているアベレージを上げていくことに関してはまだ波があるので、もっと安定させてきたいです。そして、大事なのはどこが相手だろうと自分たちのバスケットをしっかりやすこと。それができればどの試合にも勝てると思っています。

佐々木 留学生がいて自分たちより高さがあるチームに対しても、走り負けないで頭を使ったバスケットボールがしっかりやることで勝つことはできると思います。

──最後に、あらためてウインターカップへの意気込みを教えてください。

中山 自分たちの目標は日本一です。そのためにはいかに自分たちのバスケットを固められるかだと思うので、大会までしっかり集中して準備をしていく気持ちです。能代工業のバスケットを完璧にできるように日々の練習を大事にしていきたいです。

佐々木 チームでやるべきことの精度を上げることを意識して、チームワークをもっと高めていく。大会まで悔いが残らないように残りの練習を全力をやって、日本一を目指したいです。

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