ジョシュ・ハート

写真=Getty Images

サマーリーグでは2位の平均23.3得点と大暴れ

レブロン・ジェームズ獲得により今オフ最大の勝者となったレイカーズ。レブロンと契約するため昨年からキャップスペースの整理を始めていたが、それと並行して有望な新人を獲得してきた。ブランドン・イングラム、ロンゾ・ボール、カイル・クーズマという有望株は言うまでもないが、レブロンはレイカーズファン以外にはまだあまり知られていないジョシュ・ハートを高く評価しているという。

レイカーズのロブ・ペリンカGMは『Spectrum SportsNet』の取材でこう語っている。「レブロンとはチームのロスターについて話した。彼はもうトレーニングを始めていて、その姿勢をチーム全員に伝えようとしている。サマーリーグの試合も見ていて、ジョシュ・ハートに注目していた」

ハートはラスベガスで開催中のサマーリーグで、3試合に出場してリーグ2位の1試合平均23.3得点を記録している。

2017年ドラフト全体30位でジャズから指名され、その後にレイカーズにトレードされたハートは、1年目の昨シーズンも攻守両面で貢献できる力の持ち主であることを証明。63試合に出場し、平均7.9得点、4.2リバウンド、1.3アシスト、フィールドゴール成功率46.9%、3ポイントシュート成功率も39.6%と及第点以上の結果を残した。

レブロンは、球団社長のマジック・ジョンソンと面会した際、彼の言葉を信じて移籍を決意した。現段階では王者ウォリアーズに匹敵する力がなくても、それだけのポテンシャルを秘めた若手コアの可能性を信じ、レブロンは名門復活という仕事に取り組むことを決めたのだ。

ただ、最初から優勝をあきらめているわけではない。ペリンカは「彼は我々との契約を祝おうとは思っていない。彼が祝いたいのは優勝なんだ。そこははっきりしていた」と言う。

レブロンに期待されているとなれば、若手にとってはこれ以上ない刺激となる。レブロンは自らが名指ししたハートがサマーリーグで他の若手を圧倒できるかどうかを見ている。