ドリュー・ホリデー

4年前に最大の試練に直面した時も支えてくれた球団とファンに感謝

今オフにトレードが濃厚と見られていたドリュー・ホリデーは、西カンファレンスのペリカンズから東カンファレンスのバックスに移籍した。

2013-14シーズンから7シーズンも所属した球団、そしてニューオーリンズファンに向けて、ホリデーが感謝のメッセージをソーシャルメディアに投稿した。「ニューオーリンズに感謝している。僕の中の基準として、一番の困難に直面した時にどういう対応をするかで人は判断されると思っている。4年前、僕の家族が試練に直面した時、ペリカンズ、それからニューオーリンズの人たちが僕たちを支えてくれた」

「ニューオーリンズという美しい街のファンのみんなは、いつだって僕たちを支えてくれた。僕たちはニューオーリンズを愛しているし、みんなは僕たちの想像を超える愛情を注いでくれた。ニューオーリンズは、僕たち家族にとって特別な場所だ。この街で、みんなと共有できたすべての時間に感謝している」

2016年、ホリデーの妻であり、サッカー元アメリカ女子代表選手だったローレン・ホリデーは脳腫瘍と診断され、彼は看病のため無期限でチームを離れた。当時お腹に第一子を授かっていた妻は無事に出産し、その後受けた腫瘍摘出の手術も成功。ホリデーは2016-17シーズン開幕から12試合を欠場したが、その後復帰し、2017年にマックス契約を結んだ。

ペリカンズは昨年のオフにアンソニー・デイビスをレイカーズにトレードし、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハートを獲得。また、ドラフトでザイオン・ウイリアムソンを全体1位で指名し、再建に向けて動き始めた。

ホリデーはベテランとして若い選手が中心のチームを引っ張ったが、来年のオフにフリーエージェントになる前に優勝候補の一つであるバックスに移籍することになった。ペリカンズも長年貢献したホリデーを称え、「いつでもニューオーリンズに帰ってきてもらいたい」というメッセージを送っている。