「僕にとって一番大事なのはリスペクト」
ヒートのファイナル進出に貢献したゴラン・ドラギッチが『Stadium』のインタビューに応えた。
長年先発ポイントガードとして活躍してきたドラギッチだったが、昨シーズンは出場した59試合でスターターを務めたのは3試合のみ。シックスマンとして平均16.2得点、5.1アシストを記録し、存在感の大きさは変わらなかったが、ドラギッチは新たな役割を受け入れることは簡単ではなかったと語った。「正直に言うと、特に最初はタフだったね。ヘッドコーチの(エリック)スポールストラからベンチからのプレーになること、シックスマンになってくれと伝えられた。スターターを長年務めてきたから受け入れるのが難しかったけど、ケガ明けだったし、若くもないから、受け入れてトライしてみようと思ったんだ」
それでも、プレーオフでは再び先発を任され、ドラギッチは平均19.1得点、4.4アシスト、4.1リバウンドを記録した。ヒートがファイナルへ進出する立役者の1人となったが、不運にもレイカーズとのファイナル初戦で左足底筋膜を断裂する大ケガを負い、第6戦まで欠場せざるを得なかった。
「本当にタフだった。ファイナルでプレーするのが子供の頃からの夢だったからね。残念なことに試合に出るチャンスが奪われ、本来のプレーができる状態ではなかった。復帰するためにできることをすべてやったけど足りなかった。痛みが酷すぎてね。今は大丈夫だよ。痛みもないし、自由に動ける。もう終わったことだから」
間もなくフリーエージェントになるドラギッチはヒートで再びプレーすることを希望しているが、他のチームへ加入する可能性も否定しなかった。「僕にとって一番大事なのはリスペクトだ。試合でハードワークするからね。マイアミが僕に戻ってきて欲しいと思っているのはもちろん知っているよ。来シーズンも優勝を目指して戦いたいけど、これはビジネスだからね」
「マイアミは有力候補だ。彼らは本当に良くしてくれたから、どうなるか楽しみだね。契約を結べることを願うよ」