接戦での弱さを露呈した三遠ネオフェニックス、大阪エヴェッサに惜敗しラベナのホームデビュー戦を勝利で飾れず

接戦での弱さを露呈した三遠ネオフェニックス、大阪エヴェッサに惜敗しラベナのホームデビュー戦を勝利で飾れず

2020/11/12
三遠ネオフェニックス

センターのファウルトラブルで制空権を支配される

三遠ネオフェニックスは、11月11日に大阪エヴェッサと対戦。この日がホームデビュー戦となったサーディ・ラベナが18得点と奮闘し、第4クォーターに猛追を見せたがあと一歩届かず84-85で敗れた。

第1クォーター序盤、三遠はいきなりの6連続失点で後手にまわるが、過去2試合で3ポイントシュート成功がなかったラベナがいきなりの連続成功で追いつく。そのまま互角の展開で第2クォーターに突入すると、序盤は寺園脩斗の積極的なアタックによる得点などでリードを奪う。

だが、ここからはセンターのステヴァン・イェロヴァツがファウルトラブルでベンチに下がったことも影響し、大阪にオフェンスリバウンドを取られる。制空権を握られたことで、大阪に思い切りよく外角シュートを打たれた結果、このクォーターだけで5本の3ポイントシュートを決められたことが響き、前半で5点のリードを許してしまう。

第3クォーターに入っても大阪の流れは続く。三遠は守備での戻りが遅れ、大阪に走る展開に持っていかれることで、リードを2桁にまで広げられてしまう。また、開始早々にイェロヴァツが4つ目のファウルを吹かれすぐにベンチに戻ったことで、インサイドでの失点が増える。その後、ゲームハイの28得点を挙げたカイル・ハントの奮闘でなんとか食らいつくが、大阪の勢いは止まらず11点のビハインドで終える。

しかし、第4クォーターに入ると試合は大きく動く。三遠は大阪の緩慢なプレーを突き、川嶋勇人のスティールからラベナが速攻。直後にもラベナがスティールし、自ら持ち込んでのバスケット・カウントを成功させる。これで一気に試合の流れを引き寄せた三遠は、残り6分半にハントのミドルシュートで遂に追いつくが、大阪もすぐにディージェイ・ニュービルの連続得点で突き放した。

三遠ネオフェニックス

「接戦でも勝ち切れるようにしていきたい」

その後、大阪のリードで時間が進んでいくが、残り1分を切って2点差に迫った三遠はディフェンスで踏ん張り24秒バイオレーションを獲得。そして、直後のオフェンスで岡田慎吾が値千金の3ポイントシュートを決め、土壇場で試合をひっくり返した。

だが、ここでキャリアハイの25得点を記録した橋本拓哉にレイアップをねじ込まれ残り3秒に再逆転を許す。そして最後のオフェンスは、インバウンドパスをアイラ・ブラウンにスティールされて万事休すとなった。

試合後、三遠のブラニスラフ・ヴィセンティッチヘッドコーチは、「もっと良いパフォーマンス、良い結果を出したかったと思っていますがうまくいきませんでした。第1クォーターはまぁまぁの出来でしたが、第2、第3クォーターはうまくいきませんでした。第4クォーターで10点差に離されたところでスイッチが入って追いつくことができましたが、勝ち切るには遅すぎました」と、総括した。

そして「ターンオーバーが15、相手にオフェンスリバウンドを16取られてしまった」と敗因について言及。さらに「10点差から追いついた選手たちのファイティングスピリットを褒めたいです」と収穫を挙げる一方で、「今シーズン、このようなシーソーゲームを何回かやっているが、そこで勝てたのは1回だけ。接戦でも勝ち切れるようにしていきたい」と、接戦での弱さを改善したいと強調している。

シーズン当初に比べると外国籍選手も合流し、三遠のチーム力は明らかに上がっている。また、注目のラベナも「今日は、過去2試合に比べても良くなっています」と指揮官が語るように、実戦を重ねることでより調子を上げている。このポシティブな流れをさらに良くするためにも、三遠は今週末のアルバルク東京戦でなんとか勝利をつかみたいところだ。

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