東海大学付属福岡の緒方偲乃&アミナタ、3年生中心のチームバスケに198cmの留学生プレーヤーを加えて福岡を制す

東海大学付属福岡の緒方偲乃&アミナタ、3年生中心のチームバスケに198cmの留学生プレーヤーを加えて福岡を制す

2020/11/06
緒方偲乃&アミナタ

1年生のアミナタ「リバウンドは一番頑張りたいです」

ウインターカップ福岡県予選の最終日、女子の決勝リーグでは東海大学付属福岡が精華女子との接戦を制した。コート上で一際目立つのは留学生プレーヤー、ファール・アミナタだ。180cmあれば大きいと見なされる女子バスケにおいて198cmは圧倒的な高さ。本大会でも最も身長の高いプレーヤーになるだろう。ただ、このチームの強みはアミナタに依存していないことだ。1年生のアミナタはあくまでプラスアルファの存在。キャプテンの緒方偲乃を中心に、これまでサイズのないチームとして築いてきた『平面のバスケ』がスタンダートとして存在する。

敗れた精華女子の大上晴司コーチは「リバウンドがダントツに多いので、そこを一番のポイントと考えて、前半はウチが取れていました。しかし、前半でウチはターンオーバーが11ありました。相手はスペーシングもしっかりしていたし、プレッシャーを掛けてリズムを崩したかったのですが、できませんでした。本当に素晴らしいチームでしたし、ウインターカップ本番までにウチの選手たちも伸びていくチャンスをもらえたと思います」

そのアミナタはセネガルから今年来日したばかり。日本語はたどたどしいが、自分の考えを表に出そうとする姿勢は伝わってくる。緒方は「アミナタの良いところは、セネガルから来たばかりなのにディフェンスする時は日本語で大きな声で全員に指示を伝えようとするところです」と、頼もしい後輩を称える。

その一方で「直してほしいのはファウルが多い時に1人で焦るところ(笑)」と手厳しい。ただ、言われたアミナタも笑顔で、チームの関係の良さがうかがえる。「ずっと手を上げていなかったからファウルが多かったです。減らしたいです」とアミナタは語る。

「リバウンドは一番頑張りたいです。次にシュートです」と語るアミナタが長いインタビューに応じるには、もう少し日本語の勉強の時間が必要。なので緒方に優勝の喜びを語ってもらった。

東海大学付属福岡

「全員の仲が良くてコミュニケーションが取れるチーム」

──ウインターカップ予選で初優勝となります。今の気持ちはいかがですか?

自分たちが入学してから一度も優勝したことがなかったので、今は「ウェーイ!」って感じです。去年のウインターカップに初出場して、全国大会のレベルの高さを知ったんですが、目標である全国ベスト8に向けてこれからも練習していきたいと思います。

──アミナタ選手は注目の存在になりそうです。入学当初の彼女はどんな感じでしたか?

髪が青かった(エクステ)ので「これはヤバい子だ」と思いました(笑)。日本語も分からないし人見知りなこともあって最初は全然しゃべらなかったんですけど、言葉を覚えるにしたがってどんどんしゃべるようになって、単語だけでもコミュニケーションが取れるようになると全員が仲良くなりました。

練習でも最初は痛い痛いと言うことが多くて、すぐ抜けていたんですけど、試合に出るという自覚を持ったことでアミナタ自身が変わったと思います。自分自身が頑張るようになったし、練習中に全員に「こうした方がいい」と言うようになりました。

──緒方選手は高校バスケ最後の大会となります。この3年間での成長をどう感じていますか。

ディフェンスは粘り強くできるようになったと思います。3ポイントシュートももともとは打たなかったのに、打てるようになりました。それでもまだボールを持った時に迷うことがあるので、自分でドライブに行くのかパスなのかシュートなのか、瞬時に判断することが課題です。その上でしっかりフィニッシュを決められるようになりたいです。

──昨年がウインターカップ初出場で、今年は2年連続となります。本大会の目標はどこに置きますか?

目標は全国ベスト8です。学年に関係なく全員の仲が良くてコミュニケーションが取れるチームなので、その盛り上がりをウインターカップの会場で皆さんに見ていただけたらと思います。

RECOMMEND