RJ・ハンプトン

サイズ、リーチ、スピードが揃ったポイントガード

11月18日に行われる2020年のNBAドラフトにエントリーしているRJ・ハンプトンは、アメリカの大学に進学せず、オーストラリアのNBLに所属するニュージーランド・ブレイカーズと契約し、NBA挑戦前にプロデビューを果たした。

ブレイカーズでは15試合に出場し、平均8.8得点、2.4アシストを記録。そのポテンシャルは高く、スピードに関しては2019-20NBA新人王に輝いたグリズリーズのジャ・モラントも舌を巻いている。

ハンプトンは、今年の夏にモラントとワークアウトする機会に恵まれた。その時、1年早く世界最高峰のリーグでプレーするようになった先輩から助言を送られ、称賛された。『The HoopsHype Podcast” with Michael Scotto』に出演したハンプトンは、「NBAの新人王と練習できて、本当にためになった」と語った。

「彼からもらった一番のアドバイスは、『今までに対戦した中で最速の部類に入る』と言ってもらえたこと。他にも、スピードを生かして、速いペースでプレーする方法を学んだ方が良いと教えてもらった」

NBAでもトップクラスの身体能力、スピードを誇るモラントが速いと言うのだから、よほどの速度に違いない。ハンプトンはポイントガードとしてはサイズ(196cm)もあり、リーチも長い。彼によれば、モラントからは「スピードはあるのだから、スローダウンしてゲームについて考えればいい。そうすれば長くやれる」と言われたという。

NBL時代に好不調の波があると評価されたとはいえ、上位指名候補選手の一人であることは間違いない。将来性を見込んでどのチームが指名するのか、ドラフト当日が楽しみだ。