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8度の優勝を誇る古豪、広東サザンタイガースと契約

フリーエージェントになり、移籍先を探していた34歳のパワーフォワード、カルロス・ブーザーが、中国リーグの広東サザンタイガースに移籍したと『ESPN』が伝えた。

ブーザーは2014-15シーズン終了後にレイカーズから解雇され、NBA復帰を目指しアメリカ国内でトレーニングを続けていた。しかし、どのチームからも声がかからず昨シーズンはNBAでプレーできていなかった。

強靭な肉体を持ち、ミドルシュートも高確率で沈めることができ、高いリバウンド能力も持ち合わせていたブーザーは、20得点10リバウンドを期待できる数少ないプレーヤーであった。しかし、ディフェンスに対する意識の低さがネックとなりプレータイムが減少し、先発の座も明け渡した。また年棒ダウンを受け入れられずレイカーズを解雇されて以降、NBAのチームから声がかかることはなかった。

ブーザーは13年間のキャリアで861試合に出場し、平均31.2分のプレータイムで16.2得点、9.5リバウンド、2.2アシスト、FG成功率52.1%を記録。オールスターにも2度選出されている。また、オリンピック代表にも選出され2004年のアテネで銅メダル、2008年の北京で金メダルを獲得している。

広東サザンタイガースにはナゲッツに所属しているエマニュエル・ムディエイが2014-15シーズンに所属していた。2002年シーズンから11年間連続で決勝に進出し、8度の優勝を誇る強豪チームであるが、ここ2年は決勝進出を逃している。

中国リーグのシーズンはNBAよりも早く終了する。サザンタイガースで健在ぶりをアピールし、2016-17シーズン終盤にNBA復帰を果たす、というシナリオをブーザーは考えているのだろう。

ジャズ時代にはデロン・ウィリアムズとのコンビでストックトン&マローンの再来とまで言われていた。