札幌山の手、点取り屋の系譜を継ぐセンターの舘山萌奈「チームが苦しい時は自分が絶対にインサイドで点を取りたい」

札幌山の手、点取り屋の系譜を継ぐセンターの舘山萌奈「チームが苦しい時は自分が絶対にインサイドで点を取りたい」

2020/10/27
舘山萌奈

「インターハイの分まですべてを懸けて力を発揮したい」

長岡萌映子(トヨタ自動車)や本川紗奈生(デンソー)、東藤なな子(トヨタ紡織)といった名ポイントゲッターを多数輩出している札幌山の手から、また将来が楽しみな点取り屋が生まれようとしている。177cmの身長とクイックネスを生かし、ゴール下で多彩に得点を重ねるセンターの舘山萌奈。ワンハンドでの3ポイントシュートも備えている。

同校の神田英基顧問が「舘山がいなければまったく別のチームになる」と話す、チームの大黒柱。1年時からベンチ入りし経験を積んできたが、先発として出場した昨年のウインターカップは苦い思い出として刻まれている。インターハイのベスト8を上回る結果を目指していたチームは、まさかの1回戦負け。舘山は相手の激しいディフェンスにペースを崩し、自身の役割であるシュートやリバウンドで力を発揮できなかった。

「接触を嫌がった自分の出来の悪さが、そのまま結果に出てしまった」。そのような悔いから、新チーム発足後は『ここぞ』という場面で力を発揮できる選手を理想に掲げた。

「ウインターカップまでは、疲れるとどうしても運動量が落ちてしまっていました。最上級生になったからには責任を持って、どんな時でもチームを引っ張っていけるようになろうと思いました。力強いプレーや、ここ1本での攻め気、どんな時でもリバウンドに飛び込むことを意識しています」

ポストプレー指導の名手と言われる上島正光からは、相手に接触されても力強くゴールにアタックすることや、何度もステップを踏み込んで相手をかわす技術を授けられている。

177cmのセンターは、全国上位レベルでは大きくはない。留学生センターがいるチームと対戦すれば、むしろミスマッチになるだろう。それでも舘山は「チームが苦しい時は自分が絶対にインサイドで点を取りたい。身体を張ってゴールに向かいたい」と、自らが3年間で培ってきた武器で、真っ向勝負を挑むつもりでいる。

北海道のウインターカップ予選最終日は11月15日。本戦出場はまだ未定ではあるが、「高校3年生として最初で最後の全国大会。出場できたらインターハイの分まですべてを懸けて力を発揮したい」と抱負を語る舘山。全国の舞台で、心身ともに力強くプレーする彼女を見るのが今から楽しみだ。

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