スタン・ヴァン・ガンディ

「才能溢れるチームに加わることに興奮している」

シーズン終了後にヘッドコーチのアルビン・ジェントリーを解任したペリカンズが、その後任にスタン・ヴァン・ガンディを据えることを決めた。クラブからの正式発表はまだだが『ESPN』が報じ、ヴァン・ガンデイ自身も就任について「才能溢れるチーム、ペリカンズに加わることに興奮している」とツィートしている。

ヴァン・ガンディはヒートで3年、マジックで5年、ピストンズで4年のヘッドコーチ歴を持つ61歳。12シーズンのうち8シーズンでプレーオフに進出している。2009年のNBAファイナル進出など成功を収めたマジックではドワイト・ハワードやJJ・レディックを育てている。そのJJ・レディックはペリカンズの選手で、久々に同じチームで戦うことになりそうだ。

モンスタールーキーのザイオン・ウイリアムソン、MIPを受賞したブランドン・イングラム、ロンゾ・ボールにジョシュ・ハートとこれからNBAのトップ選手に育つ可能性を秘めた若手を本格的なブレイクに導くのがヴァン・ガンディの仕事。マジック時代にそうしたように『育てながら勝つ』ことが求められる。その一方でピストンズでは球団社長も兼任してチーム編成の責任も負ったが、今回はコーチングに専念できる。

これでヘッドコーチ不在のNBAチームはロケッツとサンダーの2チームとなった。スタンの弟、ジェフ・ヴァン・ガンディはロケッツの新ヘッドコーチ候補として名前が挙がっているため、来シーズンは兄弟対決が見られるかもしれない。