クリッパーズからシクサーズに移籍して存在感を失ったトバイアス・ハリス、恩師ドック・リバースの下で復活なるか

クリッパーズからシクサーズに移籍して存在感を失ったトバイアス・ハリス、恩師ドック・リバースの下で復活なるか

2020/10/20
トバイアス・ハリス

リバース「特長を生かせるポジションで起用することが重要」

セブンティシクサーズは、昨年のオフにトバイアス・ハリスと5年1億8000万ドル(約190億円)の大型契約を結んだ。この時点で「過大評価なのでは」という声が出ており、ハリスとしてはその意見を覆したかったのだろうが、少なくとも今シーズンは上手く行かなかった。

ハリスは今シーズン、出場した72試合のすべてで先発を務め、平均19.6得点、6.9リバウンド、キャリアハイの3.2アシスト、フィールドゴール成功率は47.1%を記録した。パフォーマンスはそれほど悪くはなかったが、この数字がリーグ史上5番目の契約金額に見合うものだったかと言われれば『No』だ。

先日、シクサーズの新指揮官に就任したドック・リバースは、2017-18シーズンと2018-19シーズンにクリッパーズでハリスを指導した。当時のハリスは、リバースの下でキャリアハイのパフォーマンスを続けた。クリッパーズで出場した87試合では、平均20.3得点、フィールドゴール成功率48.7%を記録し、3ポイントシュート成功率も42.6%を叩き出していた。

シクサーズが求めていたのは、まさにクリッパーズ時代のハリスだ。しかし、シクサーズに来てからは3ポイントシュート成功率は35.6%に留まっている。

リバースはヘッドコーチ就任会見でハリスについて質問され次のように回答した。「複数のポジションをこなせる選手だ。サイズの大きい3番、素早い4番をこなせるので、クリッパーズでは常にポジションを変えて使っていた。私は彼のシュート力を気に入っている。現代バスケットボールでは見落とされがちな、中途半端な距離のシュートが得意だし、ドライブの能力も高い。彼の特長を生かせるポジションで起用することが重要だ」

「クリッパーズ時代はピック&ロールを多用し、それが成功していた。ピック&ロールはコンビネーションが鍵となる。コンビネーションを2つ組み合わせれば、相手チームのディフェンスにとっては厄介だ。トバイアスはそれができるはずだ」

クリッパーズ時代のハリスはリーディングスコアラーだったが、シクサーズではオフェンスの序列の最上位ではない。リバースはハリスをジョエル・エンビードに次ぐ2番目のオプションとして、さらにアグレッシブにプレーさせる必要がある。ハリスがリバースの下で、大型契約に見合った活躍ができるかどうか注目だ。

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