昨年に続いて八村塁が大会アンバサダーに
日本バスケットボール協会(JBA)は今日、ウインターカップの開催概要を発表した。
12月23日から29日まで、男女各60チームが参加という大会方式は昨年同様。東京体育館と武蔵野の森スポーツプラザの2カ所で開催される。23日から26日はチーム応援のみ。50%以下の制限があるが、昨年までの200人という制限がさらに厳しくなり、1試合ごとの完全入れ替え制となる見込み。27日以降は東京体育館でのセンターコートとなり、制限付きではあるが観客を入れての試合開催となる。
JBAの三屋裕子会長は、大会実施の思いをこう語る。
「私たちJBAは理念として掲げる『バスケで日本を元気に』をどう実現するのかを話し合ってきました。WリーグとBリーグが制限付きながら観客を入れて開催され、バスケットボールという空間と時間を少しずつ共有できている、戻って来たと感じていただいていると思います。ですが、私の頭の中にずっとありました。全中が、インターハイが、国体がすべて中止になり、プレーヤーが目指す場所をどう作ってあげるかが協会の責務です。選手たちもモチベーションを維持するのが難しいこの半年でしたが、これからは『目標はここ』ということで、これからを過ごしてもらえればと思います」
最新の政府方針やJBAのガイドラインに沿って大会は運営され、また大会中は選手のPCR検査は実施せず、健康チェックを実施していくが、選手の体調不良などに対してどう対応するかは現在協議中とのこと。
また、昨年に続いて八村塁が大会アンバサダーを務めることも発表された。
全国からチームや関係者、保護者やファンが集まって『密』となりやすいため、開催が危ぶまれていたウインターカップが実施に向けて動き出した。各都道府県での予選はまさに今行われており、これから出場を決めるチームが続々と出ている。いずれにしても、高校生プレーヤーたちが自分たちの100%を発揮してぶつかり合う場が整えられるのはうれしい限りだ。