歴代ベストラインナップ候補からカーメロを外したナゲッツ
ここ数年不遇の時代を過ごしたカーメロ・アンソニーは、トレイルブレイザーズで再起を果たした。このオフにはフリーエージェントになるものの、本人はブレイザーズとの再契約を希望するなど、ようやくフィットする居場所を見つけられたようだ。ブレイザーズも経験豊富なカーメロの姿勢を高く評価しているため、再契約の可能性は高いと言えるだろう。
しかし、そのカーメロを巡り、ナゲッツとブレイザーズが『場外乱闘』を繰り広げている。発端はナゲッツがソーシャルメディア上でお気に入りの歴代ベストラインナップをファンに問いかけた画像にあった。
ナゲッツと言えばカーメロの古巣で、ドラフトで指名された2003年から11年まで在籍し、歴代3位の通算1万3970得点という大記録を達成している。それにもかかわらず、ナゲッツが投稿した画像にはカーメロの姿がなかった。
現代のNBAファンなら突っ込みどころ満載の投稿に、ブレイザーズが即反応。在籍1年のカーメロを画像に加え、同様の形式で歴代ベストラインナップをファンに問いかけた。
振り返ってみると、カーメロはナゲッツにトレードを要求し、自身が希望するニックスに半ば強引に移籍したという過去がある。それでナゲッツファンの反感を買ったという側面もあるのだろうが、実績を考えれば少なくとも歴代ベストラインナップ候補には加えられるべきだ。
ファンからも、カーメロをベストラインナップに加えるべきという意見が多く寄せられている。ナゲッツのソーシャルメディア担当による忖度だったのだとしても、無用な気遣いだったようだ。