ファウルトラブルで不発に終わったアンソニー・デイビス、敗戦に責任を感じながらも「結果に一喜一憂しない」

ファウルトラブルで不発に終わったアンソニー・デイビス、敗戦に責任を感じながらも「結果に一喜一憂しない」

2020/10/05
アンソニー・デイビス

「攻守で今日よりも良いプレーをすることだけを考える」

難攻不落に見えたレイカーズだが、NBAファイナルの第3戦でヒートに敗れた。40得点超えのトリプル・ダブルを記録したヒートのエース、ジミー・バトラーのパフォーマンスは圧巻だったが、レイカーズからすれば自分たちがつまずいた結果と受け止めているに違いない。レブロン・ジェームズは終盤の勝負どころでバトラーを止められず、アンソニー・デイビスはファウルトラブルに悩まされ続け、最後まで本来のプレーを取り戻せなかった。

デイビスは33分のプレーで15得点5リバウンドと物足りない数字に終わった要因にファウルトラブルを挙げる。「序盤に2つもらい、戻って来てすぐ3つ目。相手はオフェンスファウルを狙っていて、それを意識したことで消極的になり、いつものようなアグレッシブなプレーができなかった。そのせいで他の選手に責任が行ってしまったことを反省している」

デイビスがインサイドを強引にこじ開ける得点が生まれなかったことで、レイカーズのオフェンスは停滞した。「リムの近くからのシュートをたくさん外してしまった。ペリメーターからのシュートが決まればペイント内のスペースを空けられるんだけど、それも上手くいかなかった。レイアップを落として相手に速攻を決められたシーンもあった。ペイント内では時間をかけてでもシュートをしっかり決めること、ペリメーターではパスを受けた時点で準備をしておくことが大事だった」

もっとも、シュートは好不調の波があるもの。そういう時こそディフェンスで踏ん張るべきものだが、そこも上手くいかなかった。デイビスは最初の2試合で勝ちすぎたことが課題だと持論を語る。「最初の2試合では終盤にリードする展開で、ディフェンスへの注意が散漫になってしまった。その代償をここで払うことになったんだと思う」

「特定のシチュエーションでの守備戦術が用意されていたけど、遂行できなかった。迷うことが何度もあって、相手にフリーのシュートを打たれた。前半からあまり良くはなかったんだ。前半は相手の3ポイントシュートが外れていたからまだ良かったけど、後半には決められてしまった。そしてジミー・バトラーだ。リムへのドライブ、アンドワン、フリースローと多くのチャンスを与えてしまった。他の選手に何の接触もなくドライブを簡単に許したこともあった。特にローポジションの選手のヘルプがなかった」

しかし、敗戦に落ち込み、反省するのは今だけだとデイビスは言う。「攻守で今日よりも良いプレーをすることだけど考える。まだ1敗しただけで、リードしているのは僕たちだ。結果に一喜一憂したりはしない。映像を見て改善点を確認すれば、良いプレーができるはずだ。そのための準備をするよ」

ブレイザーズ、ロケッツ、ナゲッツ。『バブル』でのプレーオフでレイカーズはしぶといチームばかりと対戦し、すべてのシリーズで1敗を喫してきた。逆に言えば、1敗しか喫することなく勝ち上がってきたわけだ。一つの負けを受け入れることは、相手へのリスペクト。だが、この先は負けられない。士気が上がるヒートを、次こそねじ伏せられるか。デイビスの奮起が求められる。

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