コービーの遺族にエール「誇らしい気持ちにさせたい」
10年ぶりにNBAファイナルに進出したレイカーズは、ヒートとのシリーズ初戦から連勝を記録した。現地2日に行われた第2戦でもレブロン・ジェームズ(33得点9リバウンド9アシスト)とアンソニー・デイビス(32得点14リバウンド)がチームを引っ張り、レイカーズが盤石の試合運びで勝利を収めた。
だがレブロンもデイビスも、主力に負傷者を出して苦しんでいるヒートを相手に守備が機能しなかった時間帯があったため、勝利はしたものの納得していない。レブロンは試合後の会見で「自分もコーチもADも、今夜の守備には満足できていない。もっと良いプレーができる。自分もADも、ただ勝つだけでは満足できないんだ」と答えた。第1戦の後も気を引き締め直すコメントを残したレブロンだが、2連勝しても姿勢は変わらない。
「僕たちは素晴らしいチームになりたい。試合開始から終了までの48分間、可能な限り最高のプレーをしたい。第1戦の後も言ったけれど、明日、チーム全員で今日の映像を見直して、改善点を見つける。ヒートは強く、コートに出ている5人全員が脅威だよ。これからも細部に注意して、細心の注意を払わないといけない」
この日を含めて、レイカーズは『マンバ・ジャージー』を着た4試合で全勝中だ。試合後にコートで受けたインタビューで、レブロンはコービー・ブライアントの遺族に向けてメッセージを送った。
「20年以上も球団のために尽くした選手、そしてバスケットボールにとって大切な人物を代表してプレーできているのは特別なこと。彼の名誉を背負ってコートに立てるというのは、僕たちにとって特別なことなんだ。僕たちはブライアント家に思いを寄せている。奥さんのバネッサ、娘さんたちにね。彼女たちも僕たちと一緒に戦っている。僕たちがそばにいるし、彼女たちのことを愛している。ポストシーズンを通してこのユニフォームを着て戦うことで、ブライアント家の皆さんを誇らしい気持ちにさせたい」