ラウリ・マルッカネン

「来シーズンが本当に楽しみだし、カムバックできる」

現在、『バブル』に参加しなかったチームがそれぞれワークアウトを行っている。ブルズのラウリ・マルッカネンも、新ヘッドコーチの下で練習を開始した。新指揮官に就任したビリー・ドノバンは、4年目のシーズンを迎えるマルッカネンにとって3人目のコーチになる。

マルッカネンはチームの練習施設で自主トレーニングを終えたあと 『NBC Sports』 の取材に応じ、ドノバンとの初練習について「彼と仕事ができることに興奮している」とコメントした。

マルッカネンは2019年2月に10試合で平均26.0得点、12.2リバウンドを記録するなど突出した成績を残した時期もあったが、指揮官ジム・ボイレンの戦術変更にフィットできずに不振に陥った。平均得点(14.7)やフィールドゴール成功率(42.5%)、3ポイントシュート成功率(34.4%)など主要スタッツは軒並みキャリアワーストとなった。

そんなマルッカネンはドノバンの下での再スタートを楽しみにしている。「自分本来のプレーを取り戻したい。僕はもっとエネルギーを持ってプレーしていたし、リバウンドも取れていた。僕はリバウンドからリズムをつかむタイプだからね。このオフは自分を追い込んで、ハードな練習をこなしている。来シーズンが本当に楽しみだし、カムバックできると思う」

ケガや不振に悩まされたマルッカネンだったが、自信を失ったわけではないと強調した。「昨シーズンは調子が悪かったけど、精神的には新たな経験になったし、そこから学ぶことができた。自分がより成熟したと感じているよ。リーグ周辺では様々なことが起きているけど、昨シーズンの出来が悪かったから周囲は僕にそれほど期待していないと思う。ただ僕は自分自身に大きな期待をしているし、4年目は高いレベルのパフォーマンスをしたいと思う。みんなが間違っていることを証明したいんだ」

「昨年よりももっと柔軟に、もっとチームに貢献するようなプレーができると信じている。昨シーズンはスペースを作り出すためだけに試合に出ているように感じていた。ビリーと話してみて自信を持って今シーズンをスタートできそうだ。彼は選手の長所を生かすような起用法を考えているようだから楽しみだよ」