故郷を離れて「人生の中で最も重要な決断でした」

千葉ジェッツは今日、秋田ノーザンハピネッツから田口成浩を獲得したことを発表した。

秋田出身の田口は1990年生まれの28歳。2012年に地元チームに加入し、秋田一筋のキャリアを送っていた。学生時代に目立った実績を残したわけではなかったが努力を重ねてエースへと成長し、『チームの顔』となりキャプテンも務めていた。昨夏にチームがB2に降格した時にも一番最初にチームへの残留を明言。

それだけにB1復帰を果たしたこのタイミングでの移籍は意外なものとして受け止められる。

ただ、田口は愚直なまでに上を目指して努力を重ねてきた選手であり、秋田がB2にいた昨シーズンでさえ「究極の目標はB1優勝、プロになってから優勝の経験がないので、それを常に目標として掲げていたい」と公言していた。

またちょうど1年前、まだ去就を決めていないチームメートに対しての思いをこう話している。「それぞれの考えもあるので僕から『残れ』という言い方はしたくないです。あとは本人が決めること。みんな若いしたくさんの夢があると思います。それに向かって頑張れと伝えています」

秋田が発表した移籍のリリースで田口は、次のような決意をコメントとして残している。「秋田から離れるという事は、簡単な決断ではありません。もう一度今まで以上の覚悟を背負って、自分の夢に向かって挑戦して、選手としても人としても成長する為の決断でした。どんな時も秋田で培った経験を最大限に生かし、田口成浩という名を、全国に轟かせていきたいと思います」

そんな重い決断だったからこそ、新天地である千葉でのリリースでは次のようにコメントしている。「初めて地元秋田を離れてプレーするという事は、自分の人生の中で最も重要な決断でした。だからこそ人一倍の覚悟を持って、選手としてチームの為に何が出来るか全力で考えて千葉ジェッツふなばしのファン・ブースター、応援してくださる皆様に笑顔を届けられるよう、一瞬一瞬に心を込めてプレーしていきます」

千葉の2番ポジションには石井講祐、原修太がおり、昨シーズン後半にはスモールフォワードが本職のアキ・チェンバースが先発に定着した。この3人はいずれも残留が決まっており、これからハイレベルなチーム内競争が繰り広げられることになりそうだ。