妻の出産に立ち会う予定を変更、『バブル』に残ることに
足首の負傷により戦列を離れていたゴードン・ヘイワードは、チームにとって必要なタイミングで復帰を果たした。ヒートとの東カンファレンスファイナル第3戦に出場したヘイワードは、ベンチから30分30秒プレーし、6得点5リバウンド4アシスト3スティールで勝利に貢献している。
ヘッドコーチのブラッド・スティーブンズは「チームに安定をもたらしてくれる存在。彼が我々をより良いチームにしてくれる」と、ヘイワードを絶賛。ヘイワード自身は、約1カ月ぶりの実戦を終えて「最初の数分で疲れてしまったよ。久々だったからね」と笑った。
コーチ、チームメートから信頼されているヘイワードは、チームのために大きな決断を下している。当初は今月末に第4子を出産する妻に付き沿うため『バブル』を離れる予定だったが、ケガの治療で一時チームを離れていた時期に家族と過ごす時間を得たため、このまま残ってプレーするという。
「ケガの治療のおかげで家族と一緒に過ごせた。予定していなかったことだけれどね。妻はいつ出産してもおかしくない状態。あらゆる可能性について話し合った。僕はここに残ってチームのためにプレーするつもりでいる」
まだ万全な状態ではないものの、ヘイワードは今の自分にやれることに徹している。「もちろん今は100%の状態ではないけれど、これはカンファレンスファイナルなわけで、やれることをやるだけ。これからリズムを取り戻せれば、状態も良くなっていく」
シリーズ前からセルティックスの『Xファクター』になり得ると言われていたヘイワードの復帰で流れが変わるかどうか、第4戦でも注目したい。